青木真也が最初で最後の前哨戦で衝撃の勝利。王者・上野勇希は「いつでもどこでも挑戦権」行使のアントーニオ本多を退けV7【DDT】
試合後、本多が現れ「2024年はいい年だった。年明けから、アントーニオ本多復活の運気が高まっている。UNIVERSALチャンピオン・MAOとの2回のシングル戦、勝俣瞬馬とのEXTREME戦。そして俺は今転ばずに立っている。なぜ転ばずに立っているかというと、これをアレするためだ。おまえはここで戦うのにふさわしい素敵な相手だ。今から俺が、これが最後の試合になってもいいと思ってる46歳のおじさんが、この若者を倒してKO-D無差別級チャンピオンになる。その俺を見届けてくれ」と「いつどこ」を行使して緊急決定試合へ。 この試合ばかりは超真剣モードの本多は上野とレスリング勝負。上野がプランチャー、フロッグスプラッシュを繰り出せば、本多もバイオニックエルボー、卍固めで応戦。上野はドロップキックを叩き込むも、本多もグラウンド卍固めで締め上げる。どつき合いから本多がトラースキックも、上野は顔面へドロップキックを見舞って3カウントを奪い、王座死守。
上野の王座防衛を待ってコメントした青木は「特に言うことはないです。あと1週間かみしめてやるだけ。(上野は)この試合やった後に、もう1試合やってるんだから、責任感という強さはあります。普通だったら、ひっくり返されて獲られちゃうと思うんです。ここで残してくれたのはさすがだなと思います」と語った。 2連戦を戦い抜いた上野は「最高の男でした。『いつどこ』が復活して、チャンピオンとして受けて立つのが夢だったんです。急にタイトルマッチ決まって。でも、いつでもどこでも挑戦できる気軽なものじゃないんです。勇気をもって使って、勇気をもって受け止める。DDTのリングはいつでもどこでもどこよりも一番おもろい。KO-Dのチャンピオン上野勇希、DDTのおもろさに負けてないんかって。もっといけんのかって。足りてないよね。だから青木真也に勝つよ。青木真也に勝ったら、もっとおもろくできるよ。上野勇希は止まってられない。いつでもどこでも誰でも待ってるよ。そのために青木真也に勝つ。強すぎるよ。怖いよ。負けちゃうかもしれない。でも負けていい理由にはならないから。僕がDDT一番好きだから、一番愛してるから」と自身に言い聞かせた。 ベルト獲りならなかった本多は「今日はこの試合が最後になってもいいと思えて戦えた。それが幸せです。上野という選手と出会えてよかったし、プロレスをやってよかった。しょうもない人生ですが、私以上の幸せな人がこの世にいるとは思えない」とコメントした。
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