最後まで果敢にゴール狙った新潟、悲願の初タイトルに一歩及ばず サッカー・ルヴァン杯
サッカーJリーグのYBCルヴァン・カップは2日、東京・国立競技場で決勝が行われ、名古屋が3大会ぶり2度目の優勝を果たした。 ◇ 悲願の初タイトルは、手にできなかった。新潟は2度も同点に追いつく粘りを見せたが、及ばなかった。歓喜の輪をつくる名古屋の選手たちを目の当たりにし、谷口は「優勝と準優勝では、こんなにも差が出るのか」と唇をかんだ。 ボールをつなぐ新潟らしさを貫き、最後まで果敢にゴールを狙った。1-2で迎えた後半追加タイム。小見がPKを決めて試合を振り出しに戻すと、延長戦でも小見が左足でゴールし、同点に。新潟が放ったシュートの本数は計22本と、相手の10本を上回ったが、ゴールが遠かった。 リーグ優勝経験のある川崎や、リーグ上位の町田を破って決勝の舞台にたどり着いた。この日は、JR東日本が上越新幹線を臨時で増便するなど対応。駆け付けた多くのファンの前で優勝杯を掲げられなかった。今季、残すのは下位にいるリーグ戦。J1残留に向けて小見は「ここまでできたのは自信になる。次の試合で勝ち点3を取れるようにしたい」と切り替えた。(久保まりな)