イチローの代理人務めたアタナシオさん84歳で死去 バレンタイン氏から始まり、イチローで最期
イチローや佐々木主浩らの代理人を務めたトニー・アタナシオさんが8月30日に84歳で死去したと、AP通信が10日(日本時間11日)伝えた。長男のマイケル・アタナシオ氏によると、長い闘病生活の末にサンディエゴの自宅で息を引き取ったという。 アタナシオ氏のクライアント第1号はメッツやロッテで監督を務めたボビー・バレンタイン氏で、1972年にバレンタイン氏がドジャースでプレーしていたときに初めて契約を結び、MLBの代理人としてのキャリアをスタート。日本人選手ではマリナーズ佐々木主浩と契約を結び、代理人最後のクライアントはイチローだった。代理人時代は年俸調停で手腕を発揮し、高い評価を得ていたという。 バレンタイン氏と同じコネティカット州スタンフォードで生まれ、高校と大学時代は野球とサッカーで活躍。61年から5年間、インディアンス(現ガーディアンズ)傘下マイナーで内野手としてプレーし3Aまで昇格した。現役引退後は保険のセールスマンとして働き、その後に代理人に転身した。