不倫の源田選手、元乃木坂妻に“決別LINE”送信か?二児もいるのに切り捨て姿勢に違和感
「別れ方」には“その人”が出る
恋愛でも結婚でも、「別れ方」には“その人”が出る。特に結婚においては、彼が野球に専念できるよう、妻はがんばってくれたのではないだろうか。遠征の多い野球選手を夫にもったのだから、子育ても家事もワンオペ覚悟だったはず。そんな妻に対して、「本気で好きな人ができちゃったから」と無言で見せたのが、あの指輪外しである。 子どもがいようがいまいが、不倫する人はするし、それが離婚に至ることもある。そのとき、どういう言動で「配偶者」に接するか、そこに人間性が出るのだ。 不倫相手が精神的に不安定だからといって、公の場で指輪を外してみせるのは、あまりに稚拙(ちせつ)ではないか。だったらきちんと、「離婚して、きみと結婚するから信じて待ってほしい」と説得すべきだし、妻にも誠心誠意、向き合って離婚を納得してもらうべきだろう。 妻だって薄々、夫の不倫に気づいてはいただろう。だが、いつかは戻ってくると信じていたかもしれない。まだ3歳と1歳の子どもたちがいるのだから。
子どもがいる場合「きれいに別れる」ことを目指すべき
「子までなした仲」という表現がある。ただの恋愛ではなく、古くさい言い方をすれば「愛情の結晶」がふたりもいるのだ。それをあまりにあっさり切り捨てようとする姿勢が、人としてどうなのかと思わざるを得ない。 もっとも夫婦関係は他人にはわからない。源田選手には、妻に対して積もり積もった不満があったのかもしれない。それならそれで話し合えばいいのだ、直接。オフの間にいくらでも向き合う時間はあったはず。それなのに……である。逃げていると思われてもしかたないだろう。 恋愛も結婚も「きれいに別れる」のはむずかしい。だが一般論として、子どもがいる場合は、親はとにかく「きれいに別れる」ことを目指すべきだと思う。 傷ついた妻が、子どもを愛せなくなったら、あるいは過剰に子どもに依存するようになったら、父親としてどうするつもりなのか。 30歳を越えた“大人”なのだから、恋に一途になるだけではなく、周りを見渡してほしかった。赤の他人でもそう思うのだから、妻の心情は察して余りある。 <文/亀山早苗> 【亀山早苗】 フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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