「緊急事態宣言」3回の違いは? 「期間・地域・対策」を比較 【図解】
【3回目】4月25日~
5月28日現在、出されている宣言は3回目。従来のウイルスよりも感染力が強いとされる「変異ウイルス」が広がった大阪、兵庫、京都の関西3府県と新規感染者数が増加傾向にあった東京都がまず対象となった。 菅首相は発出時の会見で、人流が増えるゴールデンウィークを捉えた策だとし、「効果的な対策を短期間で集中して実施する」と述べた。具体的な内容については「飲食の対策を強化して、お酒の提供を停止する。さらに人の流れを止めるために店舗や劇場の休業要請、こうしたあえて強い措置を講じる」とした。 「短期集中」が強調された通り、当初の期間は4月25日から5月11日までの「17日間」で、1か月だった過去2回に比べて短いのも特徴だ。しかし、新規感染者数は高い水準のまま推移し、期間は5月31日まで延長に。対象地域も愛知、福岡、北海道、広島、岡山の5道県が追加された。 5月23日からは沖縄県が6月20日を期限として追加された。その後、東京、大阪、福岡、北海道など期限が5月31日までとされていた9都道府県も沖縄と同じ6月20日までに延長された。