口内の悪玉菌が腸内環境を乱す?口内ケアが腸活の近道だった!今すぐ始めるべき4つの口内ケア
悪玉菌が増えることで、虫歯や心臓病、認知症のリスクまで
口内フローラと腸内フローラが悪化して悪玉菌が増えることで、下記のような様々なリスクが出てくる。 ・虫歯や歯周病の原因 ・心臓病や動脈硬化、脳梗塞 ・糖尿病を引き起こす ・早産・低体重児の原因になる ・誤嚥性肺炎の確率が高まる ・認知症のリスクが増える 悪玉菌が増えることで、虫歯だけではなく重大な病気の一因にもなってしまうのだ。 この幅広い悪影響が起きてしまう理由は、口内と腸内は離れているため影響がないように見えても、実はお互いに影響しあっていることにあるという。 口から取り入れた食べ物は、腸まで移動して栄養素を吸収する。だから、口内フローラが悪化していると、腸内フローラの状態が良くても、口内の悪玉菌が腸まで達して腸内フローラまで悪化してしまうのだ。逆に腸内環境が悪いと、口内環境にも影響が出てきてしまう。 悪影響を受けると現れる代表的な悩みが「虫歯」と「口臭・体臭」。 腸内の悪玉菌が増えて免疫力が下がることによって、口内の歯周病菌や虫歯菌も増えやすくなり、虫歯などの口内トラブルを引き起こしてしまう。 さらに、ブレスケアは万全なのになかなか口臭が改善されない、なんていう人は腸内フローラが原因かもしれない。 腸内の悪玉菌が増加すると便秘になりやすく、老廃物は血液を循環して口臭となって排出されてしまうという。 しかも、腸内環境の悪化により口臭だけでなく、体臭にも影響するというから、腸内環境を整えることが口臭や体臭を改善する近道なのかもしれない。
腸活をもっと効果的に! 今すぐ行うべき口腔ケア
上記のようなトラブルを起こさないために、口内フローラをどのように整えていけばよいのか? 効果的なケア方法を4つご紹介。
【口内フローラの整え方①】適切な口腔ケア
口腔ケアの基本は、やはり毎日の歯磨き。毎食後に歯磨きをすることを習慣化させよう。 特に就寝中細菌が増えるタイミングなので、寝る前と起きた直後は、きちんと歯磨きすることが大事。 磨くときは、歯の四面をしっかり磨いて、磨きづらい歯間はデンタルフロスなどを使って汚れを落とす工夫が効果的だ。 また、歯だけではなくてタンクレーパーや舌ブラシなので舌を磨くことも大切。 起床時は口呼吸や唾液の減少で、口内細菌が増殖した状態。 舌に汚れがついたまま食事をすると、細菌も一緒に飲み込んでしまうため、腸内環境にも悪影響になる。そのため、起床時など1日1回程度でも舌を磨いて、汚れを落とすことが有効。 口内環境が改善されることで、腸内環境への慢性的な便秘で悩んでいる人も改善される可能性もあるという。