女子フィジーク「ミス東京」は漆島美紀 恩師の前で昨年のリベンジ優勝・涙の戴冠
「昨年のリベンジで優勝できたことは、嬉しいの一言です。周りと比較して、当日のコンディションに不安がありました。ピックアップ審査では調子が出ず、最終比較のときに全力を尽くした結果、なんとか勝てたなという実感です。恩師である加藤直之トレーナーの前で優勝できて、思わず涙がこぼれました」 【写真】漆島美紀選手の”美”ד筋肉”で魅せた肉体
8月3日(土)、東京都・かつしかシンフォニーヒルズにて開催された、『第59回東京ボディビル選手権大会』。2位と1点差の接戦を制し“ミス東京”を勝ち獲ったのは、昨年(2023)にボディフィットネスから女子フィジークに転向、初年度にして日本一の舞台でファイナリストとなった漆島美紀(うるしま・みき/47)選手だ。 「主人に『去年、せっかく2位までいったんだから優勝しよう』と後押しされての出場でした。当初から予定していた大会ではなかったので、決意してからもエンジンがギリギリまでかからず、最後はプレッシャーからか減量のしすぎなど不安を抱えたなかでの戦いでした。トレーニング法は昨年から変えておらず、全身の総合的な向上を目指しています」 漆島選手は「全身を週に5回、同じ種目で鍛える」という、部位ごとに分けて鍛えるのが通例とされるなかで、特色あるトレーニング法を行っている。 「同じことを繰り返すからこそ、質をより追求していけると思っています。私は、基本的な動作しかしません。ただ、その基本を毎日動画を撮って振り返り、精度を高めて極めていくことで成長に繋がると思っています」
彼女の均整のとれたプロポーション、安定的な総合力の高さは、その堅実さから滲み出ているのではないだろうか。 「日本一までの道のりは、正直、まだ全く見えていないほど遠いと感じています。ただ、トレーニングと同じく、少しずつ着実に成績を上げていければと思います」
取材:にしかわ花 撮影:中島康介
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