褐色スポーティボディの25歳 ボディコンテスト初挑戦で2位「トレーニングは体重同じでも体型が変わる」
体重は変わらなくとも体型を大きく変える。それがトレーニングだ。 【写真】白鳥早耶さんの褐色健康ボディ
「全く別の業界で社会人をしていましたが、帰郷を機に新しく仕事を探している間、ふと興味を引かれてフィットネスクラブに勤めました。福利厚生で設備やグループレッスンが無料で使えたため、やらなければ損だと思いトレーニングをするようになりました。その当時は体脂肪率が25%と本当に普通の体型だったのですが、鍛えていくうちに身体のラインが明らかに変わり始めたのをきっかけにトレーニングにハマりました」 10月12日(土)、健康的に鍛えられた身体を審査基準とする国内最大手ボディコンテスト団体のベストボディ・ジャパン主催の『ベストボディ・ジャパン2024静岡大会』が行われた。本大会では体型のほか、品格ある佇まいも評価対象となる。 この日、ガールズクラス(18歳~29歳)で準グランプリを獲ったのは艶やかな褐色肌のスポーティなボディラインを披露した白鳥早耶(しらとり・さや/25)さん。アルバイトのつもりで入ったフィットネス業界でその奥深さに触れて就職。現在はフリーランスのパーソナルトレーナーとして活躍する。初出場で2位表彰となったボディメイクの方法を聞いた。 「最初に触れたジムの設備がフリーウエイトオンリーだったため、今でも基本的にダンベルなどのフリー種目で身体を作っています。女性はマシン派の方も多いですが、個人的には可動域が固定されていないフリー種目の方が体幹も鍛えられ、個人の筋肉の形に合わせて効く軌道を狙いやすいと思います」 大会に向けての減量も、健康的な体調を保つように工夫したという。たんぱく質と炭水化物の量はほぼ変えず、脂質の調整のみでステージ用の身体に仕上げた。 「ただ、脂質もカットする量に気をつけました。私の場合、脂質を減らすと体重が減りすぎてしまうのと肌荒れや体調不良にすぐつながってしまうので、1日50gは摂るようにしていました。1日に1回は魚を食べるので、脂の質も良かったのかなと思います」 また、栄養素だけではなく体質に合う食材のセレクトの重要性への気づきもあったと語る。 「ダイエットには玄米が良いと聞いて一時期試したのですが、私の場合はあまり当てはまらなかったですね。世間で良いとされる食材でも自分に合わないことはよくあるので、腸内環境や肌などと相談しながら探すのは大切だと思います」
コンテストへの出場を経験したことで、パーソナルの指導への見識もより深まったという白鳥さんは、今後の挑戦にも意欲を見せる。 「(全国戦となる)日本大会に向けて、さらにボディメイクの研究に励んでいきたいです。ベストボディに名前を残せるように頑張ります!」
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代