ビヨーンと伸びる大根ステーキに2200万再生 きっかけは“たまたま”「『これは再生数も伸びるな』と思った」
■かつては摂食障害で食事に幸せを感じなかったも…今では食事が生きがいに
――このほかにも「彼がよろこぶ同棲献立レシピ」投稿をされていますが、こういった発信をされるようになったのはどのようなきっかけだったのでしょうか。 【hina】私自身、高校3年生の頃から摂食障害になり、痩せることへの執着で食事に対しての喜びや、楽しさ、幸せを感じず生きてる心地のしない生活でした。 付き合って4年目だった彼と急遽決めた同棲生活。私の食事改善のためにも、今後の2人のためにも、お互いが負担を負いすぎないラフな同棲を始めることになりました。 新しい地では職には就かず、丁寧に食事をすることに専念できる環境作りを、彼や彼の家族も協力してくれました。そういったなかで“自分の食事記録” “レシピ記録”“同棲生活の思い出作り”として発信を始めたのがきっかけです。 ――同棲献立レシピを考える際にこだわっているポイントはどんなところですか。 【hina】野菜に恵まれている地域でもあり、旬の野菜やその時期に安い野菜を中心としていてカラフルな彩りのある、家庭的な食事になあるようにこだわってます! こだわる理由としては単純に野菜が好きで、カラフルな色が好きだからです。彼がよろこぶメニューと言いながらも自分が1番喜んで作って食べてます(笑)。栄養面についても、彩りを入れることで種類が異なる栄養が自然と摂取できるので、栄養のことは難しくてわからないって人にも彩りを意識するだけでハードルが下がると思います。 家庭料理に決まりはないので自由にワクワクしながら自分の気分を上げること第一前提で毎日の食事をパートナーや家族など大切な人たちと楽しんでほしいです! ――これまでのレシピでパートナーさんから好評だったレシピ、あるいはhinaさんご自身が思い入れのあるレシピについて教えてください。 【hina】どの家庭でも定番なメニューかもしれませんが、『初めての豚汁』です。この動画を撮った日に、彼と大ケンカして、数日口を聞きいていなくて、ご飯も全然作っていませんでした。 この時は、ちょっと言いすぎたかなと思いつつも折れることが出来ない私の精一杯の表現で、前に彼が食べたいと言っていた豚汁を同棲してから初めて作りました。 (この動画でも、彼とのケンカのことについても話しているので興味がある方は見て見てください(笑)) ケンカして冷め切った空気感でも、家庭的で素朴な豚汁はすごく美味しくて、美味しいものは、どんな時でも美味しいなって思いました(食いしん坊な私だけでしょうか…(笑))。一方、彼はこんな状況でも美味しく感じられているだろうかと心配でしたが、相当美味しかったみたいで、泣いていて少し嬉しかったです。 心も体も冷め切ってしまった時は、温かくて体の隅まで染み渡るものを作ろうと思いました。同棲中の方はぜひ! ――ほっこりエピソードですね。今後はどういったレシピに挑戦したいですか。 【hina】食事に悩みを持っている方にも安心して楽しんでもらえるメニュー作りや、つい作りたくなるような変わり種レシピの冒険をしていきます! 摂食障害で悩んだ私が食を通して、食の大事さと楽しさを知り、生きがいを見つけられたことが何よりも幸せで、私の周りの人たちや知ってくれている全ての人に感謝の気持ちです。 今、食事で悩んでる方にも届くよう発信を続けて今年はレシピ本を出すことを目標に楽しんで料理をしていきます!