南西諸島や西・東日本 大気非常に不安定 落雷・突風・降ひょうに注意を
発達する低気圧や前線の影響で、西日本は夕方にかけて、東海や関東は夕方以降、局地的に激しい雷雨となる見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要だ。全国的に風も強まるため、強風や高波、横殴りの雨に対しても注意が必要となる。
荒れた天気に
西日本～南西諸島にかけて発達した雨雲が広がり、この時間は九州や四国で激しい雨の降っている所がある。強い雨の範囲は次第に東へ移動するため、きょう（火）夕方にかけては中国地方や近畿でも激しい雷雨の所がある見込み。
夕方からあす（水）未明にかけては、東海や関東で1時間に30ミリ以上、静岡県など場所によっては1時間に50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがある。土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒すると共に、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要だ。
発達する低気圧や前線の通過で、きょう（火）は全国的に風の強い状態が続く見込み。関東も沿岸を中心に、今夜遅くには横殴りの雨となりそうだ。なお、南風の影響で気温はこの時季としては高い所が多く、西日本は20℃前後まで上がる見通し。東京都心は13℃くらいだが、雨が強まる深夜に15℃を超える予想で、あす（水）日中はさらに気温が高くなりそうだ。
日本海側は荒天続く
あす（水）朝には発達した雨雲は東へ離れ、太平洋側は晴れ間が戻る見込み。一方、寒気が流れ込む日本海側は、西日本を含めて午後は雨や雷雨となり、西寄りの風が冷たくなってきそうだ。日本海側は28日（木）～29日（金）も広く雨や雪が降り、雷を伴ったり急に風が強まるなど荒れた天気が続く見通し。北海道や本州の山沿いは、30日（土）にかけて積雪が増える所があるので注意が必要だ。 （気象予報士・高橋和也）
