サラー、リバプール残留濃厚 クロップ監督との口論は影響なし
エジプト代表FWモハメド・サラーが、来季もリバプール選手としてプレミアリーグでプレーすることが濃厚となった。 ニューヨークタイムスのスポーツ専門サイト「ザ・アスレティックス」のUK電子版が伝えたところによると、来季限りでリバプールとの契約が満期となり、昨夏からサウジアラビア移籍のうわさが消えないサラーだが、契約満了となるまでリバプールでプレーしたい意向であるという。 サウジアラビア側も来年6月で33歳となるとはいえ、契約満了後なら移籍金なしでエジプト代表のスーパースターが獲得できるのは魅力。また英高級紙「ザ・タイムス」が掲載した記事によると、リバプールのスポーティング・ディレクターに就任したリチャード・ヒューズ氏がサラーをはじめ、来季限りで契約が切れる主将ファン・ダイク、生え抜きスターのアレクサンダー=アーノルドとの契約延長に向けて始動。クロップ監督勇退と同時に、チームを長年支えたスター選手の流出を防ぐことを急務としている。 サラーは4月27日にアウェーで行われたウェストハム戦で後半34分にサブ出場したが、交代を待っている間にタッチライン上でクロップ監督と口論を開始。試合後「私が話せば火がつく」と報道陣に語ったことで、ドイツ人闘将との確執がぼっ発し、一部の英メディアではこの口論が原因となって今夏の移籍に拍車がかかるという見方も生まれたが、サラー本人は最低でももう1年間、欧州最高レベルでのプレーを望んでいるようだ。
報知新聞社