48歳、突然できた「空き時間」に困惑。なにもしない時間だって大切だった
3人の男の子を育てながら、美しさを日々アップデートしている美容家の神崎恵さん(48歳)の、自分時間の使い方を紹介します。突然生まれた自由時間にポカンとしてしまった神崎さんが考えた、自分時間を自由に使うための下準備についてお聞きしました。
「ボーッとすること」も私の大切な自分時間
とある日曜日の午後、突然生まれた自由時間。子どもたちはみんな出かけていて、家には私ひとり。家事も終えた状況です。 さてそこで私がなにをしたかというと、これがなにもできなかったんですよ。いつも「1日24時間じゃたりない!」と言っているくせに、いざ自由に使える時間ができたら「あれ? 時間ってどうやって使えばいいんだっけ?」とポカン…。 そこで気がつきました。これまでの私は、家族や仕事が最優先。自分の優先順位があまりにも低かったから、自由な時間をどう使おうかなんて考えたこともなかったんだって。でも子どもたちは成長するにつれてどんどん手がかからなくなり、家庭の外ですごすことも増えていくわけで。これをきっかけに、「そろそろ自分時間を自由に使うための下準備が必要だな」と考えるようになったんです。
「ボーッとすること」も私の大切な自分時間
時間をどう使うかは日によって異なります。美術館やスパに行ったり、習いごとのリサーチをすることもあれば、大好きな韓国のドラマや映画を観ながらなにも考えずにすごすことも。 「なにもしない」ことに罪悪感や焦りを覚える人もいるかもしれないけれど、私にはボーッとする時間が必要なんですよね。一日じゅうフル回転している頭と体をクールダウンさせてくれるし、そのあとは、仕事や家事の集中力も上がるような気がして。これはある意味、瞑想と一緒? ボーッとすることもときには必要と知ったから、「あいた時間を充実させなきゃ!」と焦ることはなくなりました。
切り替えられない人は「パブロフの犬作戦」がおすすめ
一回ダラダラしちゃうと、なかなか仕事や家事のモードに戻れなくて…という人は、きり替えスイッチをつくっておくとラクですよ。 私の場合は「Tシャツとレギンスに着替えたら家事をする」。これを繰り返していたら、着替えるだけで自然と家事スイッチが入るようになりました。名づけて「パブロフの犬作戦」(笑)。おすすめです。 衣装クレジット:カーディガン¥29700(CASAFLINE/CASAFLINE表参道本店)、ワンピース(スタイリスト私物)
ESSE編集部