【ボート】西島義則が通算100回目の優勝をデビュー初優勝の住之江で達成
「マスターズリーグ第9戦・G3」(12日、住之江) 優勝戦が行われ、1号艇で人気を集めた西島義則(63)=広島・49期・A1=が、イン逃げで勝利。1984年11月にデビュー初Vを飾った思い出の住之江で、史上27人目となる通算100回目の優勝を達成。ボート界に新たな金字塔を打ち立てた。 優勝戦はインからコンマ20と5番手のスタート。バックで平尾崇典、三嶌誠司のセンター勢が襲いかかったが、1周2Mをこん身のターンで先マイ。一気にリードを広げ、カクテルライトに照らされたVゴールを先頭で突き抜けた。 「今年は記録ずくめで、こんないい年はないですね」と語るように、8月は浜名湖のG3・マスターズリーグで、史上5人目となる通算3000勝を達成。9月には多摩川で史上7人目の5000連対も樹立。さらに大トリの12月は、通算100回目の優勝の快挙で締めくくった。 住之江は1984年11月にデビュー初優勝。そしてSGでの初優勝(1997年3月にクラシック)も飾るなど、大記録には縁が深い水面。「初優勝した住之江で、節目の優勝ができて良かった。感無量です」と笑顔で喜びに浸った。 「ひとつでも多く1着を取れるように頑張ります」と今回の優勝は、西島にとってまだまだ通過点に過ぎない。10月に63歳の誕生日を迎えたが、若手顔負けのストロングスタイルは健在。これからも、ボート界を熱く盛り上げていくはずだ。