大阪・通天閣 展望台25日から当面の間休業へ
営業再開については今後の状況をみて判断
大阪市浪速区の通天閣は23日午後、大阪府域に「緊急事態宣言」が発出による休業要請を見込み、通天閣の展望台を25日から当面の間、休業すると発表した。通天閣観光によると、展望台の営業再開については、今後の状況を注視しつつ、決まり次第発表するという。 【拡大画像】通天閣からほど近い、天王寺動物園も24日から臨時休園を発表した
通天閣地下の「土産救済セール」は引き続き営業
また、現在、通天閣地下入り口にある「わくわくランド」で行っている「土産救済セール」については、引き続き午前10時から午後7時半まで営業を続けるとしている。 同セールは、通天閣へ土産物菓子を卸す業者が、取引先の観光地で引き取りが相次ぎ処分に困っていることから、昨年春から入場料がいらずだれでも入れる通天閣わくわくランドで、半額にして販売。コロナ禍での一石を投じたアイデアが多くのメディアに取り上げられ名物となっていた。
通天閣観光の高井隆光社長は「まだまだ続くコロナ禍ではありますが『明けない夜はない』と信じて、大阪府民の皆様とともに、最大の苦難を乗り切っていきたいと考えております」と話している。
25日から大阪モデル「赤色(警戒)点灯」も再開
また、25日から大阪モデル「赤色(警戒)点灯」も再開する。期間は5月1日までで、午後6時半から同8時まで点灯する予定。
天王寺動物園も24日から臨時休園
大阪府内では、通天閣から近い「天王寺動物園」では、通天閣から近い「天王寺動物園」が23日に「大阪府域に緊急事態宣言が発令される見込みを受け、混雑が想定される24日から当面の間、臨時休園する」と発表。来月9日に大阪城公園で行われる予定だった「大阪城トライアスロン2021」も、新型コロナウイルス感染症の影響によりトライアスロン競技の緊急時に対応する後方支援病院の確保が見込めないとして23日に中止が発表されるなどしている。