【恋乃葉の恋するバス散歩】広電バス「三段峡線」第二弾 「まんぷく食堂」でお腹も心も幸せに 安芸太田町
広島ニュースTSS
『恋乃葉の恋するバス散歩』。前回から新シリーズ、広島電鉄バスの路線の中で、最長の三段峡線のバス散歩をお届けしています。 それでは三段峡バス停から出発進行! 【塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「6」 「に近い数、出ろ。お願い」 「なんだ?何?」 「3!」 安芸太田町の三段峡バス停を出発して、広島バスセンターを目指す今回のバス散歩。 三段峡線は広電バスの中でもっとも路線が長い66.6キロ、121ものバス停があるにもかかわらず、サイコロはまさかの3。 3分とかからず、バス停へ到着しました。 【塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「あっという間ですね」 「短かったけど、ありがとうございました」 「はい、戸河内落合」 「戸河内落合」 「この路線で言うと、こっちなんですよね」 「そうですよね、だからこっちに行くしかない」 「そうです。何か、何か見つけないと」 「いやー、3じゃない」 まだゴールまで65キロ以上を残し、前進あるのみです。 1キロほど歩いてようやく、1人目の町民を発見しました。 【安芸太田町民の人・塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「何されてたんですか?今、こっち来て」 「今、散歩いったんよ。あの方ぐるっと回ってきた」 「おー」 「サイコロの目で進むのですが、3出したんですよ」 「なんかお店があったりとか、おすすめの場所とかありませんか?この路線で」 「食堂があるよ」 「どこにあります?」 「役場のところにあるよ。まんぷく亭とかいう」 「まんぷく亭?」 「まんぷくになれるんですか?」 「まあ、唐揚げでも大きいよ、ちょっとの」 有力情報をゲットしたその時、1台の車が! 乗っていたのはお父さんの奥様でした。 【安芸太田町民のご夫婦・塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「おはようございます」 「断ります!」 「あー!バスセンターまで行こうとしてるんです。あのサイコロ3で。3が出て」「まー、6だしゃもっと向こう行ったのに」 「そうなんですよ。誰かさんが」 「車が!」 「送っていかりゃしません。今車指さされて、危ない。危ない」 「何かの?役場のところにあるのは」 「あ、まんぷく食堂。あそこはね、にぎやかなお母さんよ」 「本当ですか?」 「もうあの話がよく通じると思う」 「お母さんより?」 「とてもとても負ける」 「いい情報です」 「責任はもちません」 「はい」 「ありがとうございます。行きますか?」 「雨もしたたるええ女になってね」 「ありがとうございます。あー、お母さんも雨の滴るいい女」 「今から水かぶるけえ」 「水かぶる?滝行でもするんですか?」 「なんでわかるん?」 「もうノリが良すぎます」 「本当に」 「ま、いてらっしゃい」 「はい、ありがとうございました」 「本当に元気でた」 「ねえ。元気なお母様だったね」 「面白くて」 安芸太田町役場の近くにあるという、まんぷく食堂を目指しておよそ20分、1.5キロを歩きます。 すると… 【まんぷく食堂店長・塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「あそこ見て恋乃葉さん」 「定食って見えます」 「あそこじゃないの?」 「ここかな?」 「まんぷく食堂」 「本当だ」 「すごいなんか素敵じゃない、こんな手書きで」 「すごい」 「色々看板書いてますよ」 「言ってたお人柄が見えます」 「入り口準備中って書いててる。でも人がいる、いる。行こう」 「行くしかないですね。こんにちは」 「11時からです」 「11時から?」 「はい、すいません」 「テレビの取材なんですけど」 「ありがとうございます~」 「来てももいいですか?」 「大丈夫です」 「ありがとうございます」 取材は即OK!しかし、もう一つ大きな問題が… 【塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「次、バス乗るまでに20分くらいしか我々には時間がない。どうしましょう?さらに次のバスにするか?」 結局、バスを1本遅らせて、まんぷく食堂を取材することに。 開店まで時間があったので、隣の役場で情報収集をしたのですが、どんな情報をゲットできたのか。それはまた次の機会に… そして開店時間を迎えました。 【まんぷく食堂店長・塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「ただいま」 「おかえりなさい」 「戻ってきました。声の感じで分かりますけど、あの…店長さん?」 「はい、店長です。よろしくお願いします」 「お願いしまーす!店長さん、なんでそんなに元気なの?」 「安芸太田町を元気に!まんぷく食堂から」 「まんぷく食堂はなんでまんぷく食堂にしてるんですか」 「あ、なんかお腹がひもじい思いしたら、なんかこう悲しくなるじゃないですか」「はい」 「お腹が満腹なら、みんなが幸せみたいな」 「なるほど。幸せになりたい」 「幸せになりたい。おすすめはありますか?」 「おすすめがまんぷく唐揚げが」 「あー、気になるな」 「あと恐羅漢の名物の豚カルビ丼が美味しいです」 「豚カルビ丼!」 「恐羅漢の名物?」 「はい」 まずは恋乃葉さんが注文した「まんぷく唐揚げ」から。 【塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「きた、きた、きた」 「すごい、なんかすごいのが見えます」 (まんぷく唐揚げテーブルに置いて) 「え、おおきい」 「ちょっと待って。色々すごい」 「ちょっと想像と。こぶし大じゃないですか?そしてキャベツ」 「そう、そこ。そそり立ってる」 「ご飯が」 「ご飯もすごい大きさのお椀です」 「本当にびっくりです。この大きさ」 「はい、失礼します。後ろから」 (豚カルビ丼定食テーブルに置いて) 「えー」 「これが豚カルビ」 「これ、特盛とかじゃなくてですか?」 「普通」 「ええ、うそでしょ」 まんぷくの名に偽りなし。 唐揚げ定食・豚カルビ丼ともに我々二人の想像を超えてきました。 【塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「では、いただきます」 「大きい!重たい」 「ズッシリしてる?」 「ズッシリしてる。いいんですか?」 「どうぞ。どうぞ」 「良い音してる」 「幸せ。おいしい。音聞こえますか?サクサク。なんかただ大きいだけじゃなくて、味もしっかりしてて、ちゃんと美味しいです。(新米も)すごいツヤツヤで温かい。 うん。唐揚げとエンドレスで…」 「いける?」 「でも、思ったんですけど、料理も食べたいけど店長さんに会いに来たくなりません?」 「ねー、にぎやかなお母さん。なんか優しいよね?」 「本当に帰ってきたくなるっていう」 次は県内最高峰・恐羅漢山をイメージした、豚肉マウンテンがそそり立つカルビ丼を頂きます。 【塚本恋乃葉さん・河野アナ】 「ご飯の上にキャベツが乗って豚カルビが乗って、さらにネギもてんこ盛り。ちょっとこれ、どうやって食べたらいいかわかんないもん。ちょっと上からまず、お肉から食べていく作戦にします。1枚が大きい」 「本当だ。おっ、ひと口で」 「うわー、おいしい。タレが本当によく絡んでる。ニンニクがきいてます。ご飯が見えない。あー、やっといた。キター、ごはーん。うん。おいしい」 「新米!」 「タレがね、その新米にかかってるんですよ」 「あー、最高だ」 「こりゃ、食べよう」 「食べよう」 ともに想像を超えてきた、店長さんの愛溢れる料理。 頼んだからには、残すわけにはいきません!次のバスに間に合うように食べ進めていく、その最中… 【塚本恋乃葉さん・河野アナ・ディレクター】 「まだ1回しかバス乗ってない」 「ほんとだよ。もう昼ご飯を食べてます」 「誰かさんが3を出すから…」 「いろんな人にチクるんですよ。『3が出たので』って言わなくてもいいのに。なんかすごい言われるんですよね。会う方全員に」 「はははは」 恋乃葉さんの愚痴はさておき、撮影スタッフのお手伝いがありながらも完食しました。 【塚本恋乃葉さん】「まんぷくでーす」
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