ウクライナ「ロシアが北朝鮮供与弾道ミサイル60発使用と推定」
ロシア軍が北朝鮮から供与された弾道ミサイルのうち少なくとも60発をウクライナ戦争に使用したという報道があった。 【写真】北朝鮮産の対戦車武器プルセ(=火の鳥) ウクライナ国防省情報総局(GUR)のチェルニャク報道官は2日(現地時間)、自由欧州放送(RFE/RL)のインタビューで「ロシア軍はウクライナを攻撃する過程ですでに北朝鮮産(弾道)ミサイル60余発を発射した」と述べた。 続いて「火星11型カ(KN-23)ミサイルは旧式技術を基盤とするが、これは正確度に影響を及ぼす」としながらも「ロシアは北朝鮮から数百万発の砲弾を受けている。我々は貨物とコンテナの動きを持続的に観察する」と説明した。 さらに「これはウクライナにも深刻な危険を招く」とし「ロシアは軍事資源を保有しているにもかかわらず、北朝鮮で生産された弾薬に依存している」と強調した。 ロシア軍は戦争中、多連装ロケット砲400門以上を失い、砲兵力の補強に努力してきた。ロシアに対する北朝鮮の砲弾支援は以前から言及されてきたが、最近はM1989 170ミリ自走砲「主体」とM1991 240ミリ多連装ロケット砲(放射砲)など100門を伝達したという情報もある。 これに先立ちGURは北朝鮮がロシアにKN-23と火星11型ナ(KN-24)弾道ミサイルなど100発以上を提供し、民間人を標的に使用されたと報告した。 今年1月2日には北朝鮮製ミサイルが首都キーウの高層ビルを攻撃し、ウクライナ人の死者4人が発生した。8月11日にはキーウを狙った攻撃でウクライナの家族が死亡した。