お盆に旅行に行きたいと考えていますが、平日とどれぐらいの値段の違いがあるのでしょうか? 仕事が忙しくてお盆しか時間を取れません。
お盆はまとまった休みがあることから、帰省や旅行に適しています。しかし、多くの人が移動することから、宿泊施設や公共交通機関が混んでおり、旅行をためらうこともあるでしょう。さらに料金も高くなっていると「無理をしてでも他のお得なときに行ったほうがいいのでは……」と悩むこともあります。 そこで本記事では、お盆に旅行する際の宿泊先や公共交通機関について、料金の違いを紹介します。料金だけでなく、混雑の観点からも事前準備を入念に行いましょう。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
平日とお盆の宿泊料金を比較
本項では、8月の平日とお盆の宿泊料金を3つのエリアで比較しました。なお、料金については変動する可能性がありますが、いずれも条件としては大人2人同じ曜日、朝食付き(C社のみ夕食・朝食付き)というプランで設定しています。 図表1
宿泊施設予約サイト 一休.comを基に筆者作成 図表1を見ると、ホテルのグレードにもよりますが、平日とお盆では金額に違いが見られます。リゾート地になると、夏の旅行での需要が高まることから、料金も引き上げられる傾向にあります。 ちなみに、お盆に安くなるというプランをさまざまなサイトで確認しましたが、やはりお盆は料金が上がる傾向が顕著で、安くなるものは見られませんでした。
お盆期間は新幹線や特急列車も料金が違う
宿泊施設と合わせて知っておきたいのが、公共交通機関の料金です。新幹線や特急においては、料金が少し変わってくるため注意が必要です。 ■指定席特急料金は200~400円高くなる お盆期間の移動でJR線の新幹線や特急を使う場合は、指定席特急料金として繁忙期は200円、最繁忙期が400円高くなります。具体的な日程は管轄により若干異なりますが、2024年のお盆前後の繁忙期、最繁忙期の日程は図表2のとおりです。 図表2
西日本旅客鉄道株式会社 JR西日本 JRおでかけネット「きっぷのルール シーズン別の指定席特急料金」を基に筆者作成 一人当たり数百円の負担増ではあるものの、家族で行くとなると追加料金だけでも結構な負担になりかねない点に注意しましょう。