ライドシェア新興ニューモ 大阪のタクシー会社を買収 7月中旬にも府で事業展開へ
一般ドライバーが有償で乗客を送迎するライドシェア事業の開始を計画するスタートアップ(新興企業)のnewmo(ニューモ、東京)が3日までに、タクシー会社の未来都(大阪府守口市)の全株式を取得したことが分かった。同社関係者が明らかにした。買収額は数億円程度とみられる。 ニューモは、すでに出資する岸交(大阪府岸和田市)、未来都と連携して、7月中旬にも大阪府でライドシェア事業を展開する計画。当初は6月の開始を計画していたが、「調整に時間がかかり、ずれこんでいる」(ニューモ関係者)という。ニューモはほかにも、各地のタクシー会社と出資に向けた協議を進めている。 ニューモは、メルカリで国内事業を統括していた青柳直樹氏が今年1月に設立したスタートアップ。メルカリやベンチャーキャピタルなどから資金を調達し、既存のタクシー会社への出資を通じて、ライドシェア事業を拡大する戦略を描いている。(黒川信雄)