「人生ははかないもので、一瞬一瞬が大切」交通事故から復帰のウェストハムFWが得た気づき
交通事故を起こしたウェストハム・ユナイテッドのFWミハイル・アントニオが自身の『Instagram』を更新し、生きていることに感謝をつづった。12月31日、イギリス『BBC』などが報じた。 2015年にノッティンガム・フォレストからウェストハムへ加入し、同チームの歴代最多得点者としてリーグ戦268試合で68ゴールを記録しているアントニオ。今季はリーグ戦14試合に出場し、1得点1アシストを記録していた。 今季も活躍が期待されていたウェストハムのストライカーは、12月7日にエセックス州エッピングで交通事故を起こし、フェラーリの車内に閉じ込められてしまった。その後、ロンドンの病院にヘリコプターで運ばれ、同月8日には下肢骨折の手術を受けたことが明かされていた。 クリスマスを病院で過ごしたアントニオだったが、同月31日に退院。松葉杖をついて立っている自身の写真とともに「毎年この時期になると、何に感謝しているのかと聞かれるが、適切な言葉を見つけるのに苦労していた。でも今年は、何に感謝しているかはっきり分かる。生きていることだ」とメッセージを付けて『Instagram』に投稿し、衝撃的な事故から生還できたことに感謝した。 「僕は長年、人生を当たり前のものとして過ごしてきた。明日は必ず来ると常に思って、明日、来年の計画を立てていた。親しい友人が亡くなるのを見たり、死にそうな経験をする人を目撃したけれど、その時でさえ、人生がいかに貴重であるかを完全に理解していなかった」 アントニオは「この事故で分かったよ。人生ははかないもので、一瞬一瞬が大切だ。前に進む力を与えてくださり、いまもここにいさせてくださっている神様にとても感謝しています」と前を見据えながら、「すぐにピッチに戻ってくるよ」と復帰への意欲を見せた。