南太平洋ツバルで総選挙 豪移住、台湾関係が焦点
【シドニー共同】地球温暖化による海面上昇で水没の危機にある南太平洋の島国ツバルで26日、議会(一院制、定数16)総選挙が行われた。医療や教育に加え、オーストラリアへの移住拡大や安全保障協力が争点となった。次期政権が台湾との外交関係見直しに乗り出す可能性も指摘されている。 ツバルは政党がなく、当選した議員たちが数週間にわたって交渉して首相を選出するのが通例だ。ナタノ首相とソポアンガ前首相を軸にした多数派争いになるとみられる。この2人以外が首相になる可能性もある。 ロイター通信によると、ツバルのパエニウ財務相は台湾関係について「新しい議会で討議し見直す必要がある」と語っている。