「移籍とチーム計画の考えに食い違い」ラツィオ監督が辞任決定。鎌田大地の退団も影響か?現地も「監督への配慮が少ない」と批判
サッカー日本代表の鎌田大地が所属していたラツィオは、シーズン途中に就任したイゴール・トゥドール監督が辞任することを現地時間5日に発表した。イタリアメディア『TUTTOmercatoWEB.com』ら複数メディアは、鎌田の退団騒動も少なからず影響しているのではと報じている。 【動画】鎌田大地、ラツィオでのスーパーゴール! トゥドール監督は、マウリツィオ・サッリ前監督の後任として3月に就任。サッリ氏のもとでは出番の限られていた鎌田を積極的に起用し、シーズン終盤にはリーグ8戦無敗(5勝3分け)と今季前半から中盤にかけてパフォーマンスが上がりきらずにいたチームを7位に導いた。来季指揮官の座も確実かと思われた中で、クラブは次のようなコメントとともに同監督の辞任を発表している。 「SSラツィオは本日、イゴール・トゥドール氏がトップチームの監督を辞任したことをお伝えします。監督の功績に感謝し、個人的にも仕事上でも幸運を祈ります」 同メディアは、「代理人、ラツィオ会長クラウディオ・ロティート氏、スポーツディレクターのアンジェロ・ファビアーニとの一連の長期会談を経て決定されたものだ。その中で、移籍市場とチームの将来的な計画に関して、非常に考えが食い違っていることがわかった」と、解任された監督とクラブ首脳陣の考えが異なっていたことが大きな要因だと指摘していた。 また、イタリアメディア『TUTTOSPORT』は、「解任に至った理由は2つある。1つは移籍市場を考慮した監督への配慮が少なかったことと。もう一つはチーム内の一部選手に対する評価の違いだ」と述べた上で、「監督の弟子とも言える鎌田の退団事件は、空気が穏やかではなくなる要因となったようだ」と、鎌田が退団したことも少なからず影響があったと強調している。
フットボールチャンネル編集部