「罰金を払うつもりはない」ラームが欧州ツアーにエントリーも出場は不透明
◇LIVゴルフリーグ◇シカゴ 事前(11日)◇ボーリングブルックGC(イリノイ州)◇7131yd(パー70) 【画像】スリクソンの新ドライバー 女子ツアーは「LS」人気 昨年末にLIVゴルフに移籍した元世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)が、26日開幕の「スペインオープン」を含めた欧州ツアー(DPワールドツアー)3試合にエントリーしたことを明かした。 ラームはスペインオープンを皮切りに翌週の「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」、さらに2週後の「アンダルシアマスターズ」への出場意向を表明。一方でLIV移籍に際してツアーから科された罰金の支払いを拒否しているため、出場の可否はツアーとの交渉次第であることも認めた。 「かなり前にエントリーはしたけど、出場できるかは別問題。罰金を払うつもりはないし、どうすれば実現できるか、DPワールドツアーと話し合いを続けている」 母国のナショナルオープンでのプレーを「スペインゴルフ界への義務だと思っている」と話し、純粋なモチベーションを抱いているのもたしか。一方で切実な事情も見え隠れする。2025年9月に行われる米国選抜との対抗戦「ライダーカップ」(ニューヨーク州ベスページ州立公園ブラックコース)で欧州選抜入りするためには、今シーズンのメジャーを除く欧州ツアー4試合に出場しなければならないからだ。 8月「パリ五輪」でスペイン代表だったラームは、あと3試合が“マスト”。同じくLIVに移籍したティレル・ハットン(イングランド)のように制裁を不服とし、罰則について後日解決と“先送り”にした上で2週前の「ベットフレッド英国マスターズ」に出場した例もある。