Nothing初のオープンイヤー型イヤホン誕生。着け心地を試すべく渋谷を走ってきた
Nothingが新しいタイプのイヤホンを発表しました。 その名もEar (open)。ブランド初となるオープンイヤー型のイヤホンです。 Nothing初のオープンイヤー型イヤホン誕生。着け心地を試すべく渋谷を走ってきた さっそく実際に試し、そして装着して夜の渋谷を走ってみましたので、その使用感をお伝えします。
アクティブなシーンで活躍するオープンイヤー型イヤホン
これまでNothingが発表してきたイヤホンはどれも耳腔にすっぽりとはめて装着するタイプでした。 一方、今回のEar (open)は、オープンイヤー型なので耳の付け根の上部に引っかけ、耳の裏側と耳腔の入り口に添わせて装着するスタイル。 装着時の安定感と、周りの音が適度に聞こえることから、ランニングやジムでのワークアウトなど、アクティブなシーンで人気のタイプです。 試したことない人に使用感を説明するならば「自分専用の極小スピーカーを両耳につけているような感覚」でしょうか。
つけていないような軽さが魅力
イヤーフックはニッケルチタン合金製、かつ肌に優しいシリコン製樹脂で覆われています。実際に装着しやすく、程よい柔軟性と剛性を兼ね備えている印象。 また、ドライバーユニット(音を鳴らす機構)も含めたあらゆる部品が軽量化され、8.1gという究極の軽さを実現。装着していても耳への負担がなく、まるで何もつけていないかのように感じました。 一度の充電で8時間の利用が可能なので、長時間つけっぱなしでもOKです。
深みのあるサウンド
装着感だけでなく、音質へのこだわりも。 今回新たに階段状のドライバーユニットを開発、内部のチャンバースペース(音響空間)が広くなりました。これにより、音がイヤホン内で反響しやすく、深みのある低音の再生が可能に。 振動板にはチタンがコーティングされており、音のひずみが軽減されると同時にキレのある高音を奏でることができるようになっているとか。
音漏れ対策も万全
Ear (open)の醍醐味は音楽を聴きつつも周囲の環境音を拾えることですが、オープンなだけに音漏れの心配はないのでしょうか? Nothing Japan マネージングディレクター・黒住吉郎氏の説明によれば、Ear (open)は高指向性のスピーカーを耳腔に対して50度傾けることで、サウンドが直接耳腔に届くだけでなく、周囲への音漏れを軽減しているのだとか。 さらに、イヤホン前後から発せられる逆位相サウンドがノイズキャンセラーとして機能するため、自分だけのオーディオ空間が守られるそうです。