レアルでの成長から“モロッコ希望の星”となる 2026W杯へブラヒム・ディアス中心のモロッコ攻撃陣が面白い
他にもアドリ、ベン・セギル、エル・カービらタレントが揃う
今季ラ・リーガ、チャンピオンズリーグの2冠を達成したレアル・マドリードでは、徐々に存在感を増していったFWブラヒム・ディアスの存在も忘れてはならない。チームの主役として語られるのはジュード・ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオールといった選手たちだが、前線に負傷者が出た場合などはブラヒムが上手く穴を埋めていた。 そのブラヒムは、今年に入ってからモロッコ代表でのプレイを選択。モロッコは7日に2026ワールドカップ・アフリカ予選でザンビアと対戦して2-1で勝利を収めているが、ブラヒムはこの一戦にも先発出場し、1アシストを記録している。 スペイン『as』は「ブラヒムがモロッコ代表でプレイするのはこれが3試合目だが、すでにチームを我が物としている」とザンビア戦での活躍を絶賛していて、ブラヒムは早くもモロッコ代表で存在感を放っている。 2022年のワールドカップ・カタール大会でベスト4に入ったモロッコには、他にもレヴァークーゼンで無敗優勝を経験したFWアミーヌ・アドリ、オリンピアコスをUEFAカンファレンスリーグ制覇へ導き、自身も大会得点王となったFWアユーブ・エル・カービ、フランスのモナコで南野拓実とプレイする19歳の逸材MFエリーゼ・ベン・セギル、カタールのアル・アインでACL制覇を成し遂げたFWソフィアン・ラヒミ、PSVでエールディヴィジ制覇に貢献したMFイスマエル・サイバリら各クラブで充実のシーズンを過ごしてきた選手が揃っていて、2026年の北中米ワールドカップへ期待は大きい。 レアルで一回り成長したブラヒムはそのチームでもキーマンと言える存在で、まだ24歳と若い。今後のモロッコを引っ張る存在となるはずで、さらに強化されたモロッコは次のワールドカップでも楽しみな存在だ。
構成/ザ・ワールド編集部