「努力」が「才能」になる人の考え方
奇跡は自分のなかにある、だから生まれ変わりさえすれば、きっと人生の逆転劇を起こせるに違いない――。「やればできる!」と思考が変わる話題のベストセラーが日本に上陸。31歳、一度は人生をあきらめた著者が再起できたのは、古今東西の成功者たちが持つ「6つのマインド」にあった。3000冊を超える本を読み、抽出された「プラス思考」「決断力」「切実さ」「愚直さ」「謙虚さ」「根気」を武器に、一度しかない人生、「なりたい自分」になる方法を1冊に凝縮。新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から「自分ならできる」と信じられるノウハウを紹介する。 ● 「変えられないもの」は受け入れ、「変えられるもの」を変えていく 努力に対する最大の誤解は、「努力は才能の反対語」というものでしょう。才能は生まれつきのもの、努力は後天的に発揮するもの、と考える人は多いと思います。ですが、努力も才能のひとつであることは明らかです。ルックスや知能、性格などは遺伝すると考えていながら、努力は遺伝しないというのは理屈に合いません。 努力できなかったからと自分を責めるのはやめましょう。各人が努力できる程度を測定する「努力指数」というものがあるとすれば、知能指数のように努力指数も人ごとに違うのが当たり前です。才能の違いは先天的なものなのですから、生まれつき不公平に与えられただけなのです。 ここで重要なのは、変えられないものは受け入れ、変えられるものを変えていこうというプラス思考です。自分の才能が足りないからと自分を責めるのではなく、自分の才能を向上させようという姿勢が大事なのです。知能指数が低いからと勉強をあきらめる人はいません。同様に、努力指数が低ければ、他の人より頑張って真面目に努力すればいいのです。 (本記事は、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から抜粋、一部編集したものです)
チョン・ソンミン