【JFL第17節/再開試合】3位V三重が最下位新宿に後半AT弾で劇的逆転勝利! 次節2位栃木Cと勝ち点「3」差の大一番へ
23日、日本フットボールリーグ(JFL)第17節のクリアソン新宿vsヴィアティン三重が「前半11分で1-0」から再開され、アウェイのV三重が再開後2ゴールで逆転勝利を収めた。 【写真】V三重の次回ホームゲームはスタグルたくさん!? 全部美味しそう... 元々は7月20日開催も、悪天候により前半途中で中止となっていたこの一戦。 すでにスコアが動いていたため「再試合」ではなく「再開試合」となり、両軍ともに当初と同じ登録メンバーが前半11分から再び戦った。 新宿の1点リードからリスタートされたなか、28分にV三重が同点弾。V三重のGK松本龍典がロングボールを蹴ると、新宿最終ラインはV三重のエースFW田村翔太をノーマークに。 新宿センターバックのDF米原祐は味方GKに処理を任せたのか、相手GKからのフィードを後方に流し、結果的に田村が難なく裏抜け。田村はGKをかわして右足シュートを流し込んだ。 新宿としては、直近6戦未勝利で先週のブリオベッカ浦安戦も1-5惨敗、暫定最下位というなか、防げたはずの失点に。 それでもこれでネジが締まったか、197cmFW赤井シャロッド裕貴をひとつの起点としたサイド攻撃がジワジワ効果を発揮。前半終盤にかけて陣地を押し上げていき、決定機も創る。 後半頭も引き続き新宿ペース。ただ、決め手を欠き、次第に一進一退の攻防へ。 現在3位のV三重としても、J3入会を見据えて最下位相手は勝ち点「3」がマストだが、やはり決め手を欠いていると言わざるを得ず、刻一刻と残された時間が少なくなっていく。 迎えた90+2分、V三重は最終ライン背後に抜け出した途中出場FW加倉広海がダイレクトシュートでネットを揺らすも、際どいタイミングでの走り出しにより、オフサイド判定。 ただ、主審と副審が協議した結果、一転してゴールが認められ、逆転弾に。これが決勝点となり、V三重は2試合ぶりの白星となった。 この結果、3位V三重は次節、ホームで2位・栃木シティと勝ち点「3」差の直接対決に。勝てば順位逆転もあり得る大一番となる。 一方、新宿はあまりに手痛い逆転負け。これで試合の消化数が大多数のチームと並び、「暫定最下位」ではなく「最下位」となった。 クリアソン新宿 1-2 ヴィアティン三重 【新宿】 齋藤和樹(前7) 【V三重】 田村翔太(前28) 加倉広海(後45+2)
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