女子シングルスで優勝し喜ぶ宮崎（撮影・野上伸悟）

＜バドミントン：全日本総合選手権＞◇最終日◇30日◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ◇女子シングルス決勝 【写真】トロフィーを受け取り、笑顔の宮崎友花 　18歳の宮崎友花（山口・柳井商工3年）が、平成以降で4人目の女子高生優勝を果たした。 　決勝で仁平菜月（26＝ヨネックス）を2－0（21－18、21－14）で撃破。平成以降の女子シングルスでは1989年の宮村愛子、2011年の奥原希望、2014年の山口茜に続く高校生での日本一となった。 　会見での主な一問一答は以下の通り。 　　◇　　　◇　　　◇ 　－試合を振り返っていかがですか 　「緊張も疲労もあり、ラリーが長くてきつかったですが、我慢強く戦えたことがすごく良かったなと思います」 　－高校生で優勝したことはどのように受け止めていますか 　「今大会は奥原さん、山口さんが棄権された。今までの試合では受け身になってしまうところも多かったです。プレッシャーでうまくいかないプレーも多かったですが、バックサーブがうまくいったので、そこは成長できたと思います。（相手に）向かって来られる試合も多かったので、そこで対策できたり、崩れなかったりしたところが成長した面かなと思います」 　－あらためてですが、バドミントンを始めたきっかけは何ですか 　「バドミントンを始めたきっかけはお母さんがやっていたからです。小さい頃は卓球をやっていて、運動神経がよかったので、（母から）『テニスはどう？』と言われて。でも力がなくて。そこで『間をとってバドミントンをやってみたら』と（笑い）。何となく始めた競技でした。小3くらいまではあまり記憶がないくらいで何となくやっていましたが、小4くらいから全国大会に出始めました」 　－高校生活最後の冬休みはどのように過ごしますか 　「今日が終わってから、遊びたいなと思います（笑い）。すぐにマレーシアの大会があって、年末に少しゆっくりしたらまた練習が始まるので、気を緩めずとは言わないけど、緩めすぎずで。良い気持ちで2024年を終えられたので良かったです（笑い）」 　◆宮崎友花（みやざき・ともか）　2006年（平18）8月17日、大阪市出身。6歳で競技を始め、山口・柳井中を経て22年に柳井商工へ入学。同年世界ジュニア選手権優勝。全国高校総体では23年から個人2連覇。現時点の世界ランキングは日本勢3番手の12位。高校卒業後は山口県内の実業団「ACT SAIKYO」へ加入予定。好きな色は緑色。右利き。身長164センチ。