【買って損する住宅設備】8畳用エアコンはもったいない?自動お掃除機能はムダ?よくあるエアコンの誤解を解説
おすすめのエアコンの選び方
エアコンを設置する際には、どの部屋に設置するのかによってもエアコンの最適な適用畳数が異なります。 たとえばリビングやダイニングは家族が集まって長い時間を過ごすことが多い場所となり、キッチンは火を扱う場所になります。 また子供部屋は使用頻度がそれほど高くはなく、寝室は多くの時間が睡眠に使われるので、ほとんどの場合は就寝前から起床後までの限られた時間のみ使用される部屋になります。 したがってリビングやダイニング、キッチンであれば少し余裕を持った畳数のエアコンを選ぶ必要があります。 ただし、子供部屋や寝室の場合には部屋の広さが10畳以下であれば6畳タイプのものでもそれほど問題ないことがほとんどです。
エアコンは「6・10・14畳用」の中から選べばいいって本当?
「エアコンは6・10・14畳用しか買ってはいけない」といわれることがあります。皆様の中にも聞いたことがある方がいるかもしれません。 エアコンの商品体系はメーカーやシリーズによって多少異なりますが、ほとんどの場合は設置する部屋の畳数(8~26畳用)と電圧(100V・200V)に応じて細かく分類されています。 そしてカタログには機種ごとにさまざまな数字が並んでいますが、最も注目すべきなのは暖房と冷房それぞれの「最大能力」になります。 特に上位機種になると暖房の最大能力に注目した場合に、カタログの上では畳数、定格能力別に細分化されている同一シリーズのエアコンの6畳用と8畳用、10畳用と14畳用(100V)、14畳用(200V)と26畳用の最大暖房能力がほぼ同じであることに気付くと思います。 ランク分けされた機種ごとに大きな価格差があるものの、暖房の最大能力でみると実は3ランクしかないのです。 このことから、6・10・14畳用のいずれかを選んでおけば、無駄なコストを省くことができるというわけです。 ただし冷房に関してはこの限りではありません。 したがって冷房については家の断熱・気密性能や外壁の色、日当たり、天井高などを考慮の上、過不足のないものを選ぶ必要があります。 いずれにしてもエアコンの購入時には家電量販店や住宅会社から「エアコンは余裕をみて能力が大きいものを選んでおきましょう」とアドバイスされることが多いと思いますが、これを鵜呑みにしないことが大切です。 次の章では、エアコンの自動お掃除機能の必要性について考えていきましょう。