【買って損する住宅設備】8畳用エアコンはもったいない?自動お掃除機能はムダ?よくあるエアコンの誤解を解説
今年も酷暑が続いていますが2024年6月21日に行われた岸田内閣総理大臣の記者会見において「酷暑乗り切り緊急支援」として2024年8月~10月の3か月間における使用分について電気・ガス料金の補助を行う旨の発表がありました。 ◆【写真3枚】エアコンの「畳数表示」とは?「とりあえず能力が大きいものを選ぶ」がもったいない理由 これによって一般家庭等では2024年9月および10月検針分から低圧電力使用量に4.0円/kWh、11月検針分からは低圧電力使用量に2.5円/kWhを乗じた金額が減額されるようになります。 尚、この値引きを受けるための申請などの手続きは不要で、小売業者などが各ご家庭に請求する月々の料金から使用量に応じた値引きを行うことになっています。 そして近年の猛暑では一般のご家庭においてもエアコンが不可欠な存在になっていますが、皆様はどのような基準でエアコンを選んでいるのでしょうか。 「設置する部屋の広さ」や「価格」、「省エネ性能」、「付加機能」、「デザイン」などエアコン選びのポイントは人によってさまざまですが、多くの方はまずは部屋の広さに応じて適応する機種を選んでいると思います。 しかし、カタログ等に記載された適応畳数だけを見て選ぶのはあまりおすすめできません。 本記事ではエアコン選びのポイントと、よくあるエアコン選びの誤解を紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
カタログ等に記載されているエアコンの畳数表示とは?
エアコンを購入する際には、設置する部屋の広さをもとに機種の選定を行う方がほとんどだと思います。 その際にはカタログや店頭に表示されたエアコンの適応畳数を参考にされるかと思いますが、実はその基準は何十年も昔の日本を基準に定められています。 当時はほとんどの住宅が「無断熱」で、断熱性や気密性は現在の住宅とは比べものになりませんでした。 しかし住宅の気密性・断熱性が重視されるようになった現在でも、昔と同じ基準が用いられているのです。 したがって設置する部屋の畳数だけでエアコンを選んでしまうとオーバースペックになるだけでなく、必要以上に高額な機種を買うはめになりがちです。 そのためカタログや店頭での畳数表示は、あくまでも参考程度にとどめておく必要があります。 それではどのような基準でエアコンを選べば良いのでしょうか。次の章では、エアコンの選び方のポイントについて解説します。