ジメジメ梅雨を快適に過ごしたいなら「まず片づける」?玄関、キッチン、洗濯物…今の時期に共通して取り入れたい<工夫>とは
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「梅雨の片づけ」です。 【写真】阿部家のキッチンの引き出しを全部オープン!これで空気の入れ替えもバッチリ * * * * * * * ◆梅雨にオススメの「片づけ」とは? 梅雨のシーズンになりました。 ただでさえジメジメしているこの季節は、洗濯物が乾かない、うっとうしいだけでなく、カビ・ダニも気になるところ。 そこで今回は、少しでも快適に暮せるような「片づけ」について、場所ごとにご紹介したいとおもいます。 まずは玄関から。 この時期の玄関は長靴、傘、レインコートなどでごちゃつきがち。 雨で濡れたものだけでなく、もの自体が多いせいで、玄関を開けた瞬間、嫌な臭いが…なんてことにもなりかねません。ではどのように片づけたらよいでしょうか?
◆チェックすべきは「傘立て」「段ボール」「下駄箱」 チェックしたいのは、まず傘立て。ぎゅうぎゅうに傘が詰め込まれていませんか? まずは1本ずつ開いて確認してみましょう。 折れたり、壊れた傘があれば即処分。持つ数は、家族の人数+来客用1本を目安に制限。外出先で雨に降られてやむなく購入…なんて感じでビニール傘を増やさないよう、折り畳み傘を常にカバンに入れるクセを付けましょう。 次に注意したいのが、お届けもの関係。梱包に使われていた段ボール箱を開封後にそのまま玄関に放置、なんてことはありませんか? 届いたらすぐに開けて、すぐ畳み、回収の日に出す、というところまでを半ば義務化してはいかがでしょうか。段ボール箱は害虫にとって居心地の良い環境だそうですし、放置はNGと心得て。 それから下駄箱。ただでさえにおいやカビが気になる箇所ですが、梅雨の季節は尚更。 消臭剤、除湿剤を入れておくのももちろん良いと思いますが、そもそも靴がたくさん入っているのが、すべてのトラブルの原因でもあるわけです。 しばらく履いていないような靴は、この機会に手放すのを検討してみてはいかがでしょうか。