桑木志帆がアマチュア時代から使うアイアンをついに卒業? ブリヂストンのニューアイアンか!?【ツアー会場で発見!】
6月6日から4日間の日程で開催される「宮里藍 サントリーレディスオープン」の会場で新アイアンをテストするプロを目撃。ブリヂストンの新アイアン情報を現地からのレポートをお届け!
ブリヂストンの新アイアン? 「241CB」と「242CB+」と銘打つヘッドをツアーで発見
「ブリヂストンレディスオープン」の練習場で、この秋に発売されるであろうブリヂストンのニューアイアン「241CB」と「242CB+」を試打するプロを発見。メーカーからの正式発表前のためツアー担当者にはかん口令がしかれているため、ブリヂストン契約選手の阿部未悠、佐藤心結、桑木志帆の3名に話しを聞いた。
まずは「241CB」から見てみよう。キャビティバックの中央部分が盛り上がっており、低重心でありながらも打感が良さそうに見える。丸みを持たせたソールの形状は抜けの良さを感じさせるし、ストレートなリーディングエッジ、大きすぎないフォルムからもプロや上級者が好みそうな印象を受ける。 実際に試打をした阿部未悠は「ソールの形状が変わって別物になった感じがします。そのせいか抜けが良くて打感も良い感じです」と始めてテストした感触は良さそうだ。早速6番アイアンだけを持って練習ラウンドでテストしてみるとコースへと向かった。
続いて佐藤心結は「抜けが良くて打感も好みです。飛距離は変わらないと思います。抜けが良いのでラフからでもボールが上がってくれそう」とこちらも好感触を得たようだ。 最後に2016年モデルの「ツアーB X‐CB」を使用する桑木志帆は「今使っているアイアンと似ていますね。打感やボールを押す重さ、抜けの良さも似ています。スピン量が少し増えるようなのでボールも止めすくなりそうですね」と、こちらも長く使うアイアンからいよいよチェンジする日が来そうなコメントだった。 佐藤心結と桑木志帆は自らのトラックマンを使って計測しながらのテストになったので、これまで使って来たモデルとの比較をしながらのテストとなった。
桑木志帆が似ていると話した「ツアーB X‐CB」は、契約外の堀琴音、天本ハルカも使用しているが、バックフェース中央部に厚みを持たせてあるのが特徴だ。その効果もあって「打感や操作性が良く、丸みを持たせたソール形状は抜けが良い」とこれまでのモデルでもテストはしたものの他のモデルには代えられないと、今でも使用している。 よく見ると、ソール形状、全体のフォルムなど似通っている部分は多いように見える。ネックの長さがわずかに新モデルのほうが長いことから、重心位置を下げ過ぎない工夫が見て取れる。ダウンブローで打つプロや上級者にとって低重心の度合いが強いアイアンは、球は上がりやすくなるもののバックスピン量が足りなくなり、飛距離にバラつきが出てしまうことがあるからだ。 「ツアーB X‐CB」はネックを短く設定しながらバックフェースの中央部をフェース上部まで厚くしてあることに対して、「241CB」はバックフェースの中央部を2段階の厚みを作りネックを長くすることでほぼ同じ重心位置になっていると思われる。その結果、桑木志帆の言う「似ている」というコメントにつながったのだろう。
【関連記事】
- ドライバーとユーティリティの間には何を入れる? ウッドが苦手なタレント・ユージの10年の悩みは解消されるのか?!【動画あり】
- 全米女子OP2度優勝、笹生優花の飛距離の原点。6年前にフィリピンで取材した父考案のスパルタトレーニングの中身とは?【17歳当時の撮り下ろし動画あり】
- この所作を見れば腕前までわかる!? ベテランシングルが考えるスムーズな”ティーアップ”の作法とは?【参上! ゴルファー応援隊】
- 幼い頃から“ゴルフ仲間”の伊澤秀憲と石川遼。キャディとしてタッグを組んだ2017年日本オープンを振り返る【秘伝!伊澤塾のDNA #9】
- 1メートルの短いパットを確実に決めたい! そのために意識したい構え方と練習法をプロがイラストを交えて解説