キャデラックに続くか?12番目のチーム「トヨタ」の“5年以内”のF1復帰をドイツメディアが予想!日本人ドライバーが夢のF1シートを掴む日は来るのか?
キャデラックF1チームがF1に参入することが「原則的に」合意されたことにより、2026年から11チームになるが、ドイツの『Auto Motor und Sport』誌は、その後さらに拡大する可能性があると見ている。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング】ランキング1位争いは3チーム、6位争いも3チーム!現在のポイント差は?第22戦F1ラスベガスGP終了後 ■トヨタのフルワークスF1参戦を予想 「11番目のチームに続き、今後5年以内に12番目のチームが参入する可能性もある」と同誌は主張している。 「レギュレーションでは最大12チームのエントリーが認められており、キャデラックでの経験を経て、F1は新たな申請者を排除したくないと考えている」 「特に、トヨタがそうなる可能性がある。今後数年のうちに、トヨタはハースの技術パートナーとなり、独自のファクトリーチームがそれに続く可能性もある。」 ■今のトヨタの関わりとは? 10月11日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、2016年からF1に参戦しているハースF1と、「人材育成」および「ハースの車両開発の分野」で業務提携したことを発表している。 その人材育成の中には、エンジニアやメカニックだけではなく、ドライバーも含まれており、「F1でのドライバー、エンジニア、メカニックの活躍は、子どもたちにとって、夢、憧れ、目標となる」とGAZOO Racingカンパニーの高橋智也プレジデントは語っていた。 小松礼雄チーム代表(ハース)によると、この話は今年の2月頃から始まり、6月のカナダGPの前に東京でトヨタの豊田章男会長と面会したと記者会見で明かしている。 また、F1で最小チームであるハースの小松代表は、「最新のノウハウはあるものの、人数が少ないし、設備も少ない」とハースに足りないものをTGRが提供してくれるメリットがあるとし、さらにF1は最先端技術でやっていても、モノをつくる、シミュレーションソフトウェアをつくる、それらを使うのも「人」で、重要なのは「人」であり「人を育てる」ことを強調し、トヨタとの共通点を語っていた。 ■トヨタのフルワークスチームで日本人ドライバーが乗れる日は来るのか? トヨタは、現時点ではF1復帰は考えていないとしているものの、TGRを通して、最新のF1に触れることができ、人が育って準備ができれば、フルワークスチームとしてF1へ参戦することも可能性も十分考えられる。 そして何より、モリゾウこと豊田章男会長が「世界一速いクルマに自分も乗れるかも」と日本の子どもたちが夢を追いかけられるよう道を開いたことも大きな後押しとなる。その子どもたちが数年後、トヨタのフルワークスチームでF1に乗っている未来が予想されるのは自然な流れだ。