認知症は予防する時代?!アルツハイマー予備軍かどうかを発見できる「健脳ドック」に行ってみた!
東京駅の真横にあるアルツクリニック東京では、健脳ドックという認知症専門医による詳しいMRI,MRA及び、血液生化学検査、認知機能チェック、そしてアミロイドのPET検査ができるのだ。 アミロイドPET検査は、去年まで60万円と高額だったけれど、今年から24万円にまで下がったそう。1度だけ保険適用になるので、2.5~7万円くらいで受けられるようになったとのこと。それでも高い。なので、まずは詳細なMRIを先に受けることに。これは4000~13000円程度だ。 まず最初に血液検査で採血してから、11の質問に答える。MMSEという物忘れ等の検査で、日常の中での記憶のレベルを診る。筆者は曜日を間違えたので満点にはならず。あとは、前に言われた言葉の復唱、簡単計算、図形問題など。 その後、MRIの検査だ。 先生と話していたら、自分の脳が今どんな状態なのか知りたくなり、高額なので迷ったけれど、やっぱりPETも受けてみようと、清水の舞台から飛び降りる気持ちで決意して予約、後日行ってきた。
MRIで見つかった白い影は何?
結果を聞きに、アポイントを取って、アルツクリニック東京の新井平伊先生のもとへ。 最初にMRIのデータで、張り巡らされた血管を、画像を回転させながら360°チェックしていく。上下左右斜めくるくる回転をさせて、いろんな角度から見るので、動脈瘤などもあれば発見できる。動脈硬化の状態もチェック。 「血管は丈夫ですねー」 人間ドックのMRIとはくらべものにならないくらい、きれいで鮮明。次に画像。 「あー、お酒飲んでますねえ。前頭葉がうっすら白くなっていて、わずかにですが萎縮が見られます」 お酒を飲んでる人は。前頭葉に少し萎縮が見られるのだそう。先生が画像を8枚ほど見せつつ、他も「海馬は大丈夫、側頭葉も大丈夫」と順に診ていく。 「頭頂葉にわずかに黒い部分がありますね。普通はスルーされる程度のものです。でも、これがアルツハイマーで注意するポイントなんです。アルツの前々前段階なのか、お酒、寝不足、運動不足、老化、ストレスなどによるものなのか。MRIだとアルツハイマーの後半になってやっとはっきりそうだとわかるんですね。 この段階でそれがわかるのが、PETです。先の前頭葉の白い萎縮がお酒なのか、アミロイドなのか、これもPETで見ると解明できるんです。まさにMRIだけではわからない、PETを撮ってよかった典型パターンですね!」 なんと! では、PETの結果はいかに?!