松木玖生も来場したギョズテペホーム開幕戦で大騒動…フェネルバフチェが声明「会長がサッカーテロリストに襲われた」
17日に行われたトルコリーグのギョズテペ対フェネルバフチェの試合中、フェネルバフチェのアリ・コチュ会長が背後から突き飛ばされる事案が発生した。クラブは「理由もなくギョズテペの許可証を持ったサッカーテロリストに背後から襲われた」と声明を発表している。 【写真】会長が突き飛ばされる瞬間 ギョズテペのホーム開幕戦となったこの試合では、負傷離脱中の新加入MF松木玖生も来場してサポーターの前に姿を見せた。2-2の引き分けに終わったが、試合中のピッチ脇では揉め事が発生。フェネルバフチェによれば一部のサポーターが入場の許可を得られず催涙スプレーの被害を受けたといい、会長がピッチレベルに降りて解決に向かったという。 ただ、トルコサッカー連盟(TFF)によればコチュ会長はピッチレベルに入る許可を得ていなかったようで、スタッフに連れられながらトンネルへ戻ることになった。するとその途中で会長が背後から押されて転倒。多くの人が入り乱れる揉め合いに発展し、試合が一時止まった。 トルコメディア『NTV』は会長を突き飛ばした男が警察に一時拘束され、自宅待機を命じられていることを伝えている。この人物は濡れた芝生に足を取られたことを理由とし、「傷つける意図はなかった」と主張しているようだ。 TFFはこの事案に対し、コチュ会長がピッチレベルに侵入したことを「容認できない」としつつ、同氏が突き飛ばされたことは「言語道断であり一切認められない」としている。その上で一連の出来事を「サッカースタジアムでは見たくない事件」とし、調査に乗り出すことを報告した。また、ギョズテペはコチュ会長がピッチレベルに侵入したことを非難する声明を発表している。