町工場から万博へ...職人集団が挑む『空飛ぶトラック』が被災地を救う未来 そして1970年万博で脚光を浴びた『あの技術』のその後と今は? 2025年大阪・関西万博まで1年
IOWNはこれまでにない超高速大容量の通信が可能になるシステムです。 この技術を使い、万博では遠く離れた場所でのパフォーマンスを、パビリオン内に3次元映像で映し出すことで、あたかもその場所にいるような感覚になるというのです。 (NTT大阪・関西万博担当 飯村栄彦さん)「3D空間そのものがやってくるので、まるで横に一緒にいるかのような感覚っていうのが生まれる。一緒に座ってると、(机を)どんどんとすると(振動を)感じますよね?離れていても匂いですとか雰囲気を感じる。そんな五感すらも届けるような世界をパビリオンでお届けできたらなと」 さらに、AI(人工知能)の技術で、趣味や性格などの情報をアバター(分身)に学習させることで、もう一人の自分を作り上げていきます。 将来的には、もう一人の自分が意思を持ち、独自のコミュニケーションを始めていくことを想定しています。 (飯村栄彦さん)「バーチャルの空間の中で、誰がそこで生活をして行動するのかというと、私の代わりのアナザーミー。生活空間の広がりみたいなものがうまれるんじゃないかなと」
話題となった『人間洗濯機』の今
前の万博ではこちらも話題となりました。三洋電機が出展した『人間洗濯機』です。こちらは半世紀がたっても見かけることはありませんが… (サイエンス 青山恭明会長)「こちらがミライ人間洗濯機です」 開発しているのはミラブルシャワーで知られる大阪の企業「サイエンス」。来年の万博に最新の人間洗濯機の出展を予定しています。 (記者リポート)「私は身長が155cmほどなのですが、このようにすっぽりと体が収まります」 全身を洗い乾燥までで15分。利用者の年齢をAIが推定して、肌の状態にあわせて水流を調整する機能も搭載しました。 (青山恭明会長)「20歳ぐらいの人の悩みは油分が多いからニキビとか吹き出物。我々くらいの世代になってきたら、たるみですね。(年代ごとに)フィットする水流を全部分けているんです」
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