経営再建を目指している鹿児島市の山形屋が、姶良市にあるサテライトショップを来年3月末で閉店することを明らかにしました。 山形屋が閉店を決めたのは、姶良市にあるサテライトショップ姶良です。1995年11月に開店して以来、ギフト商品のほか、衣料品や食品などの日用品も扱ってきました。 360億円の負債を抱える山形屋グループは、事業を続けながら迅速な経営再建を目指す「事業再生ADR」に取り組んでいて、今回の閉店は、事業再生計画の一環で、「本店に経営資源を集中させ、財務健全性を高めるため」としています。事業再生計画での資産売却は初めてです。 閉店は来年3月30日の予定で、従業員はグループ内で配置転換する方針です。敷地は売却予定ですが、購入先や建物を取り壊すかなどは、決まっていないということです。 なお、グループの百貨店日南山形屋も来年3月、規模を縮小し、ギフトショップに名前を変える予定です。