意外と知らない「GREE(グリー)」はオワコンなのか? いまでも盛り上がっているのか?
「釣りスタ」はGREEを代表するモバイルソーシャルゲームです。簡単な操作で釣りをするというシンプルなゲームですが、釣る場所や竿、エサなどを変えることで多種類の魚を釣ることができ、簡単ながら奥が深いゲームとなっています。 2007年のリリースから現在も愛され続けており、2018年にはVR版もリリースされています。2007年にガラケー向けにリリースしたタイトルが2024年時点でも一定の人気をキープしていると見られ、極めて長寿のタイトルと言えるでしょう。 なおサードパーティー製のアプリの分析ツールによる推定値では、2024年6月時点では「探検ドリランド」に対してデイリーのユーザー数で倍ほどの人数がいると見られます。
「GREE」のゲーム・アニメ事業:「ヘブンバーンズレッド」が代表作
GREEは「SNS」「ソーシャルゲームプラットフォーム」のイメージが強いですが、事業の多角化が進み、先にもご紹介した通り、ゲーム・アニメ事業やメタバース事業、投資事業などが拡大しています。 その中でも、一般ユーザーに最もなじみ深いのは「ゲーム・アニメ」でしょう。特にライトフライヤースタジオ(グリーの完全子会社)が手がけた「ヘブンバーンズレッド」は圧倒的な人気を誇るタイトルです。
モバイルRPG「ヘブンバーンズレッド」はWFS(ライトフライヤースタジオ)社と、「泣きゲー」で有名なKeyによるタイトル。キャラクターたちの日常を追体験しながら進む独自のストーリーと美しいグラフィック、全40曲以上の劇中歌で多くのファンを魅了しており、「Google Play Best Of 2022」では「ベストゲーム 2022」にも選ばれています。 2023年にはリリースから1年で2億ドル以上の収益を記録。累計収益は3.5億ドルに到達していると見られます。スマホ版にとどまらず、Steam版の評価も極めて高く、間違いなくGREE社のゲーム・アニメ事業における「名作」の1つです。 ■「消滅都市」は10周年を迎えて再び話題に