フンメルス、35歳にしてプレミア初挑戦の可能性…“新体制”のブライトンが獲得を検討か
ブライトンが2023-24シーズン限りでドルトムントを退団したドイツ代表DFマッツ・フンメルスに関心を寄せているようだ。6日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やドイツ紙『ビルト』が伝えている。 現在35歳のフンメルスはバイエルンの下部組織出身で、2007年1月にトップチーム昇格を果たした。その後は約1年半のレンタルを経て、2009年夏にドルトムントに完全移籍加入すると、センターバック(CB)の主軸としてブンデスリーガ制覇やDFBポカール優勝に大きく貢献。2016年夏にはバイエルンへ加入したが、3年後にドルトムントへ復帰し、同クラブで歴代2位となる公式戦通算508試合に出場した。 2023-24シーズンも公式戦40試合に出場し、11年ぶりの決勝進出を果たしたチャンピオンズリーグ(CL)で大会ベストイレブンに選出されるなど存在感を放ったフンメルスだが、契約満了に伴い今夏でドルトムントを退団。現時点で新天地は決まっておらず、新シーズンの開幕が迫るなか動向に注目が集まっている。 イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリがアーセナルへ移籍したボローニャや、昨シーズンのブンデスリーガを無敗で制したレヴァークーゼンなど複数クラブからの関心が噂されていたフンメルスだが、ここへ来てプレミアリーグ移籍の可能性が浮上しているという。報道によると、今シーズンからブライトンを率いる31歳のファビアン・ヒュルツェラー監督は、経験豊富なCBの獲得を検討している模様。移籍金が発生しないフリーエージェントでの獲得が可能なこともあり、フンメルスに具体的な関心を寄せているようだ。 移籍市場に精通するドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、先日ヒュルツェラー監督とフンメルスの間で電話会談が行われ、両者はブライトンが掲げるビジョンや選手自身の希望などについて話し合ったようだ。また、今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行しているウェストハムも同選手の獲得を検討中と伝えている。 なお、複数クラブからの誘いを受けているフンメルスだが、今夏に現役生活を終える可能性も否定はできないと『スカイスポーツ』は指摘している。
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