旅館吉田屋［佐賀・嬉野温泉］｜須田秀子おすすめ

撮影＝杉本 圭

■「塩田川沿いの桜並木という贅沢な借景。飲み物を片手に、足湯を楽しみながらぬくぬくと花見ができるのも嬉しい」（須田／婦人画報 コントリビューティング エディター） 島根県の斐乃上（ひのかみ）温泉、栃木県の喜連川温泉と並び「日本三大美肌の湯」のひとつに数えられる、佐賀・嬉野温泉。「旅館吉田屋」は、嬉野温泉で創業して100年。塩田川（別名・嬉野川）のほとりに建ち、春になると川沿いの桜並木が見事な借景となって、滞在客を楽しませてくれます。内風呂がある16の客室のうち、「木蓮」「白樺」の2室では、風呂からの花見ができることから、毎年予約が殺到します。 【旅館吉田屋】 佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内甲379 IN15時　OUT10時　全21室　一泊2食付き2名1室の1名料金22,000円～（サ込・入湯税別） 桜情報…塩田川沿いの桜並木は3月下旬～4月前半が見ごろ。一日ごとに花の様子は変化する。桜の季節の予約は半年前から。近隣にも桜の名所が点在し、有名な「納戸料の百年桜」は、宿から車で10分。 編集・文＝須田秀子、柏木敦子（婦人画報編集部）　『婦人画報』2024年4月号