洗濯機からの排水や汚れが流れていく排水口。どの程度の頻度で掃除すればよいのでしょうか。「All About」家電ガイドのコヤマタカヒロが解説します。

洗濯をする際に使った水や、汚れが流されていく排水口。どの程度の頻度で掃除をするのが正解なのでしょうか。 【表】洗濯機は何年？家電の「寿命」一覧 「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援等も行うコヤマタカヒロが回答します。 （今回の質問） 洗濯機の排水口はどれくらいの頻度で掃除をするべきでしょうか？ （回答） ニオイやトラブルなどがなくても、できれば半年に1回はお手入れをしましょう。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

◆ニオイの原因にも。年2回程度はお手入れしましょう

洗濯機の排水口には、排水だけでなく、細かな糸くずや、洗濯物に付着した汚れが一緒に流されていきます。そのままにしていると、排水口が詰まったり、ニオイの原因になることもあります。 そのため、洗濯機と排水口の位置によってはメンテナンスがしにくいこともありますが、定期的にメンテナンスするのがおすすめ。パナソニックによると、目安として年2回程度のお手入れが推奨されています。

◆メンテナンスの正しい方法は？

お手入れ方法としては、洗濯機の電源が入っていない状態で排水ホースを抜き、排水口の部品を全て取り外して水洗いを行います。このときに糸くずなどがたまっていたらしっかりと取り除いておきましょう。また、排水トラップ内にきれいな水を注ぎ、下水からニオイが上がってこないようにします。 その後、再び排水口の部品を取り付けて、排水ホースを接続してメンテナンスは完了です。なお、排水口が洗濯機本体の下などにあって自分で手入れできない場合はメーカーのサポートに確認しましょう。 排水口が詰まると、洗濯中に逆流して水漏れしたり、悪臭が漂う原因になるほか、もちろん洗濯もできなくなります。排水口が詰まる前にしっかりお手入れしておきましょう。 この記事の筆者：コヤマ タカヒロ 1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。