【久慈暁子のアメリカライフ】ハイキングへ! アリゾナならではの大自然を満喫しました
ツリーにはサボテンのオーナメントがびっしり。
ガーデンで見つけたのは世界最大のサボテン
どこからともなく漂ってくるいい香りと可愛らしいグッズに癒され、ガーデン散策を開始。 こちらは、サワロサボテン! 西部劇でもおなじみですね、世界最大のサボテンです。 成長速度が驚くほどゆっくり。寿命は150~175年もあるんです。腕が生えるのは50歳頃~らしいです。 こちらのサワロサボテン、15feet(約4.5m)ほどあり、100歳近くだそう。 よくみると実は穴が開いているのがわかりますか? なんと驚くことにこの穴、鳥につつかれてできた穴なんです。そしてその鳥が巣にしているのです。砂漠という過酷な環境の中でも涼しく快適に過ごせるんだそうです。
そんなサワロサボテンをホテルに見立てたこんな標識もありました。 なんだか可愛らしい。
たくさんの植物に触れ、生命力の素晴らしさを実感
アリゾナの人も食用サボテンのウチワサボテンを食べますが、実はペッカリーというイノシシに似た動物がよくこのサボテンを食べているそうです。 ペッカリーという動物、皆さんご存じですか。ペッカリーは南北アメリカ大陸に広く生息する雑食動物なのだそうです。サボテンは水分含有量がとても多い植物なので、砂漠で生きるペッカリーにとっては大切な水分供給源でもあるんですね。
フェニックスに初めて来た時から気になっていた幹まで緑の木。その名もPalo Verde(パロヴェルデ)。 アリゾナ州の州木らしく、小さな葉でも、 緑の幹で光合成できる砂漠地帯の賢い木なんだそう。 春になると日本の桜のように可憐な花が満開になるそうです。
サボテンの数に圧倒され空を見上げると、そこには翼を広げたフェニックス(不死鳥)のような雲が。 なんだかいい事ありそうですね。 全米5位の人口を誇るアリゾナ州最大の都市Phoenix(フェニックス)は太陽の谷と呼ばれるほど太陽が降り注ぐ砂漠リゾート。 そこには日本には生息しない木々、鮮やかな花々、そして動物がいます。砂漠でしか見られない生きるための知恵を凝らした生命力の強さを感じたボタニカルガーデンでした。
●フリーアナウンサー 久慈暁子 1994年7月13日生まれ。岩手県出身。 ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚し、アメリカで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。アーティスト特化型⾳声配信サービス『Artistspoken』@Artistspoken にて、【ヒュッゲに過ごす金曜日】で毎週23:00~23:30配信中。 写真提供/久慈暁子 転載禁止