阪神新加入の楠本 旧友のDeNA・東を「打ってやりたい」 入団会見で大の虎党激白「本当に大好きな球団」
今季限りでDeNAを戦力外となり、阪神に新加入した楠本泰史外野手(29)が3日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。大阪出身で7歳までは関西暮らしで、父親の影響もあって大の虎党だったことを激白。「何度も甲子園球場に足を運びましたし、本当に大好きな球団。メガホン持ってユニホーム着て。赤星さんがサヨナラヒットを打って優勝した試合も、スタンドにいました」。スーツに黄色のネクタイを合わせて、猛虎愛を全開にした。 今季は古巣が日本一を勝ち取ったが、「ビール掛けも一瞬も見てないですし、本当に悔しいなという思いが心の中に強くあった。タイガースでそういう経験ができるように頑張りたい」と新天地でのV奪還へ闘志。「東とは同級生で、学生の頃から仲良くやっていた。ぜひ打ってやりたい」と旧友撃ちを宣言した。 昨季は開幕戦でクリーンアップを担うなど、勝負強い打撃に期待がかかるが、「小さかった頃、満員の阪神ファンの中でプレーするタイガースの選手がかっこ良く見えた。次は自分がそう思ってもらえるように」と“タテジマの誓い”を立てた。 ◆楠本 泰史(くすもと・たいし)1995年7月7日生まれ、29歳。大阪府出身。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。外野手。花咲徳栄から東北福祉大に進み、17年度ドラフト8位でDeNAに入団。プロ通算7年間で405試合に出場して、打率・224、12本塁打、79打点。今季は18試合の出場で打率・172、0本塁打、5打点にとどまり、オフに自由契約となっていた。