パリ五輪韓国代表メダリスト・在日3世の許美美…独立運動家の祖先に凱旋報告
【08月20日 KOREA WAVE】パリ五輪女子柔道57キロ級で銀メダル、混合団体戦で銅メダルを獲得した韓国のホ・ミミ(許美美)選手(22)は、独立運動家のホ・ソク(許碩、1857~1920)の子孫にあたる。日本生まれの在日韓国人3世であるホ・ミミ選手は、祖母の影響で韓国国籍を選び、韓国代表として五輪に出場することを決意したという人物だ。 ホ・ミミ選手は東京生まれ。父親の影響で6歳から柔道を始め、日本では「柔道の天才」として注目された。だが祖母の「韓国代表として五輪に出場してほしい」という遺言を受け、2021年に日本国籍を放棄し、韓国国籍を選択した。 ほとんど話せなかった韓国語は代表チームに入ってから本格的に勉強し、今では通訳なしで生活できるまでになった。同じ在日韓国人3世であり、幼いころから一緒に柔道に取り組んできたキム・ジス選手の影響で、韓国・慶北体育会に所属している。 韓国国籍を取得する過程で、ホ・ミミ選手は自身の5代前が独立運動家であることを知った。ホ・ソクは日本による植民地時代の1918年、慶尚北道で抗日運動を展開し、1920年に日本の警察に捕まり刑を受けた人物だ。 ホ・ミミ選手はパリ五輪後、まず大邱にあるホ・ソクの記念碑を訪れ、「次は金メダルを持ってきます」と誓った。「一番最初にここに来てメダルを見せたかった。生きていたら、きっと喜んでくれたと思う」と語った。 2028年のロサンゼルス五輪で金メダルを目指している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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