南米ペルーで「デング熱」流行 非常事態宣言
世界遺産「マチュピチュ」で知られる南米・ペルーで26日、デング熱の流行をうけ非常事態宣言が出されました。 ペルーでは去年からエルニーニョ現象の影響で熱波と大雨が続く中、蚊を媒介とするデング熱の症例が急増しています。 北部では感染者の増加で病院が逼迫し、ペルー政府は26日、国の大部分の地域に非常事態を宣言しました。バスケス保健相は記者団に対して、死者数が増えていることに危機感を示しています。 バスケス保健相「デング熱が原因で、すでに32人の同胞の死が確認されたことを遺憾に思います」 バスケス氏によりますと、先週1週間で感染者がおよそ1万人増加したということです。