トッププロたちのパッティング練習法を公開! 大王製紙エリエールレディス練習日をプロがレポート
11月14日から4日間の日程で開催される「大王製紙エリエールレディス」。次戦は限られた出場資格の選手のみが出場できる最終戦であるめ、シード権争いの選手にとっては最終戦となる大事な一戦。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届けします。
例年の「大王製紙エリエールレディス」はダウンジャケットが必要なくらい肌寒い印象でしたが、今年は20度くらいの陽気でプロアマ大会も好天に恵まれています。 今大会では、①メルセデス・ランキング50位までのシード権争い、②同55位までの前半戦出場権争い、③同70位までのQT(予選会)ファイナルステージへの出場権、そして④最終戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」への出場権とそれぞれの選手が目標とする出場権獲得に向けて熾烈な争いが繰り広げられる大会となります。 ちなみにシード権争いでは、50位に木戸愛選手、51位に山内日菜子選手、52位の仁井優花選手、53位の岡山絵里選手、54位の佐藤心結選手、55位に笠りつ子選手、以下、56位内田ことこ選手、57位宮田成華選手、58位藤田かれん選手がまずは予選通過をかけて明日の初日を迎えます。なお、51位の山内日菜子選手、54位の佐藤心結選手は今季優勝しており、シード権は獲得済みです。
デジタル派とアナログ派の練習法
プロアマ大会の練習グリーンで最後の仕上げをする選手を取材してみましたので紹介します。パットはライン読み、打ち出し方向、距離感の3つの要素が重要ですが、それぞれの選手が様々な練習方法で取り組んでいます。 まずはアナログ派の練習法として、金田久美子選手は”全部乗せ”の練習をしていました。ストロークの軌道が描かれたパターマットの上にボールを置き、ボールから約30センチ先のマットの先端にティーを立てゲートを作り、さらにボール後方からカップまでゴムを引っ張りストレートラインの目安を作っています。 ティーでゲートを作って打ち出しの方向を出し、マットでストロークの軌道をチェック、ゴム紐でラインのイメージを明確するという、まさに”全部乗せ”の練習法です。マットの上に置いてあるのは傾斜を測る計測器でボールとカップの左右の傾斜を測りストレートラインを見つけています。