令和の格闘探偵団がゴキブリに敗北。公式ライバルの阿部史典を制した藤原秀旺が藤田ミノルとの変なおじさん対決へ
秀旺は入場時にニュートラルコーナー下に祭壇を設営。2柱のモアイ像と福助人形セットを祀り、コップに注いだ水にイースターパワーを込めてから飲み込む。団体によっては相対的に“変人枠”に入れられることもある阿部だが、ここでは阿部が一番の常識人枠に。 試合が始まると、秀旺がモアイ像と福助人形をリング中央に設置。2人でこれにぶつからないように闘っていく奇妙な光景が広がる。これを除けばパワーでは秀旺が、テクニックでは阿部が上回る一進一退の好試合が展開されていく。 しかし、秀旺のピンチにゴキブリ商会のゴキブリたちが乱入して阿部を袋叩きに。阿部もゴキブリを振り切って澤宗紀直伝お卍固めを決めるも、秀旺がチェックに来たレフェリーを引っ張り込んで一緒に倒れ込むことで強引に脱出。レフェリーが倒れている間に秀旺がサーベルで阿部をぶん殴り、ロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)から100%メロ~ンジュース(※高角度パワーボム)を決めて3カウントを奪った。 マイクを取った秀旺は、初防衛の感慨に浸ることもなく淡々と「日本のジュニアヘビーの活性化のために、これからも闘っていきましょう。今日から正式に藤原秀旺の公式ライバルとして認めます」と阿部に通告。 観衆が「公式!」「公式!」と熱いコールを贈る中、阿部は「イヤに決まってんだろォッ?!嬉しくねーよぉ?!イヤだよ!イヤだよそんなの!」と全力で拒否しながら退場。
その後、秀旺がなんの脈絡もなく藤田ミノルを次期挑戦者に指名すると、自身の売店で他人事のようにリング上を眺めていた藤田が「俺ェ!?」とぶったまげる。 藤田がリングに上がろうとすると、秀旺は「上がってこなくて結構です。もうお帰りいただいて結構です」と対話を拒否。淡々と次回8月10日大会での防衛戦を決定した。 大会後、報道陣を売店裏に呼びつけた秀旺は「私のライバルであるアンジュルムの佐々木莉佳子が卒業したということで刺激を受けてますし、僕自身も前に出ようと思いまして。TTT、俺が顔としてやっていきますんでね。年末の後楽園ホール大会は藤原秀旺の記念日的な大会になると思います」と演説。 報道陣に質問を促すも、誰かが喋ろうとするたびに秀旺が「お帰りいただいて結構です。お帰りください」と対話を拒否。そのまま新木場駅前の松屋へと消えていった。