7-0発進に「危機感が増す」と話す長友佑都は引き締めに躍起「大勝したあとは足元をすくわれやすい」
自信を過信にするつもりはない。日本代表DF長友佑都(FC東京)は10日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦に向け、大勝したあとの試合だからこそ、「逆に危機感が増す」と表情を引き締めた。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 5日のW杯アジア最終予選・中国戦は7-0の圧勝。過去2大会連続で敗れていた“鬼門”の初戦をモノにし、「戦術的に守備も攻撃も準備したことをしっかり体現できた試合だった」と、スタンドから安心して見守ることができた。 「(最終予選の初戦は)2大会連続で悔しい思いをしていたし、最終予選の厳しさも感じたから、後輩たちにその厳しさは伝えていた」。最終予選の厳しさ、初戦の難しさは口酸っぱくチームメイトに伝えてきた。「食事のテーブルでもそうだし、練習前の時間とか、練習後の時間とか、常にこの厳しさは自分なりに伝えていた」。そんなベテランの存在がチームの力となったのは間違いない。 だからこそ、今度は次戦に向けてチームを引き締めている。「大勝したあとは気が緩みやすい。そこは引き締めないといけないと分かっていても、人間なので油断が出てくる。そういう苦い経験は僕自身ある」。今の日本代表について「歴代最強のチーム」と評する長友だが、「確かに今の日本代表は強いけど、大勝したあとの試合は足元をすくわれやすい。そこは強さとは別のところ」と指摘。初戦に続いて長友のチームマネジメントが大事な意味を持つ試合となりそうだ。