1977年創業の「超」のつく老舗。ラーメンはなんと650円(2024年4月20日現在)

「旨くて、安いラーメンが食べたい」。1杯1,000円を超える高級ラーメンも多いが、手軽で・旨くて・さらに安くラーメンが食べられるのなら最高だ。全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター・井手隊長が、旨くて安いアンダー700円のラーメンを紹介する。 【写真】ラーメンとカツ丼を合わせてしまうのが町中華。分厚いカツでこれで「小」だというから嬉しい 今回は、東京・南池袋の「中華 幸楽」だ。

東京を代表するラーメン激戦区・池袋。老舗から新規店まで多数のお店が軒を連ね、競争の激しいエリア。 その中で、昭和から元気に営業を続ける町中華も何軒か存在する。

今回は南池袋にあるレジェンド町中華「中華 幸楽」を紹介したい。 1977年創業の「超」のつく老舗。駅から行ってジュンク堂書店の奥の道を入るあずま通り沿い。

物凄いメニュー量で、これを店主さん一人で作っているのは本当に凄い。 ラーメンは650円(2024年4月20日現在)。大都会・池袋でこの価格でラーメンがいただけるのは本当に貴重だ。

具はチャーシュー、ノリ、メンマ、ナルト、ネギ。麺は太めストレート。 丼にスープがたっぷり入っていて嬉しい。 ノスタルジックな動物系の醤油スープ。モチッとした太麺を合わせているのが特徴だ。

オススメは「カツ丼(小)」のついたセット。 セットで注文しても1000円でお釣りがくる980円だ。

ラーメンとカツ丼を合わせてしまうのが町中華。不思議とラーメンのスープともバツグンの相性。 分厚いカツでこれで「小」だというから嬉しい。

長年池袋のお腹を空かせたサラリーマン、学生たちの胃袋を支え続ける名店。 ぜひお立ち寄りいただきたい。 中華 幸楽 東京都豊島区南池袋2丁目14-1 03-3989-1398 ■ 井手隊長 いでたいちょう 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.などでの連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。