【MotoGP】ロッシやストーナー、偉大な先輩ライダーの軌跡を再現できるか? アプリリア移籍マルティンの挑戦
移籍後の勝利はストーナーが大得意?
なおメーカーをまたいで移籍した後に勝利を収めるという点では、ケーシー・ストーナーが非常に優れていた。 ストーナーは2006年にMotoGPクラスにLCRホンダからデビューしたが、翌年はドゥカティへ移籍。そしてドゥカティのデビュー戦でヤマハのロッシと、ダニ・ペドロサ(ホンダ)に差をつけて勝利するという離れ業をやってのけた。 なおその2007年にストーナーはチャンピオンに輝いており、ドゥカティが次に王者を獲得するまでには15年の歳月を要した。 その後ストーナーは2011年に再びホンダへと移籍。ここでもストーナーは速さを見せ、RC213Vでの初レースとなるカタールGPで、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)やペドロサらを抑えて勝利……2011年にチャンピオンとなり、2012年限りで電撃引退した。 マルティンはこうした偉大な先達のようにアプリリアで成功できるのか? その答えは2月末の開幕戦から明らかとなっていくことだろう。
Germán Garcia Casanova