北欧インテリアをこなれさせるには?ちょっとの手間で見違える簡単スタイリング術をプロが教えます
数々の雑誌や展示会でインテリアのスタイリングを行っている人気スタイリストの黒田美津子さん。『モダンリビング』最新号274号では、新しく北軽井沢に構えたアトリエを紹介しています。 【写真集】北欧インテリアを格上げ!黒田美津子さんに聞くプチスタイリング術 フィンランドの森を思わせる敷地に立つそのアトリエでは、北欧家具をはじめ、各国のアイテムを黒田さんがコーディネート。アアルトの自邸からインスピレーションを受けた棚に並ぶ食器類や、北欧を思わせる玄関の窓辺に吊るされた照明、黒田さんが過去の仕事でスタイリングに使用してきた家具など、さまざまな背景や思い出をもつアイテムが空間のなかで共鳴し合っています。 そこで今回は黒田さんに、ちょっとした工夫でインテリアがもっと素敵に見えるコーディネート術を教えてもらいました。黒田さん直伝の“プチテクニック”を真似して、あなたの家もワンランク上のちょこっとスタイリングを取り入れてみませんか?
1.色の数を絞る
「空間に現れる色の数を絞るだけで、ものが多くても散らかって見えにくい効果があります。水まわりや家具に使用されている金属も、ゴールドかシルバーのどちらかに統一しましょう」(黒田さん) 黒田さんも、部屋全体は白を基調に、家具はHIKEのダイニングテーブルやニカリのチェアなどオーク素材のものや、ノルウェジアンアイコンズのペーパーコードのチェアなど茶系をメインに。カラフルな色を入れたいときには小さな小物や花などでアクセントをつけてみるのがよいとのことです。
2.ものの居場所をつくってあげる
「ものを飾るときに散らかって見えないコツは、何かの上にまとめて置くこと。トレイやクロス、ボードなどで結界をつくるだけでまとまって見えます。こうして棚のなかで器類を集めたり、お盆にグラスやジャグをまとめたりと、ものに居場所をつくってあげるとぐっとコーディネートが引き締まってきます」(黒田さん) お盆やトレイを活用して、もののまとまりをつくりましょう。黒田さんのバスルームでも、ピューターのお皿にシャンプーやソープがまとめて置かれていました。ただ並べておくよりも断然素敵に見えます。